皆さんどうもです、亜鈴です。2019年の箱根駅伝、凄かったですよね。正月早々、原監督率いる青学が堂々の完全優勝を成し遂げ、話題は青学で持ちきり・・、とは残念ながらならず。なんと、選手が履いていたシューズが、とんでもなく話題になってます。
その名も「ヴェイパーフライネクスト%」というものでして、お値段3万円ちょっと。なんともお高い靴ですが、なんでも高いのは値段だけじゃなくて、「靴底」も高いみたいですよ。
いわゆる「厚底」というやつみたいで、これを履いて走るとめちゃめちゃ速くなるらしい。テレビやネットニュースでも全員が「マジで速くなる」と言っていて、普段全く走らないランニング初心者でもこんなの見たらもう欲しくなっちゃうじゃないですか。
というわけでこの記事では、ランニングの初心者が、ナイキの厚底シューズを実際に履いて走ってみたレビューをお届けしていきます!普段全く走らない人間なので、この点はご了承ください。
[say]記事内では、「履くだけで早い!」みたいな表現をしていますが、前提として、履いて大会に出た方々による日々のたゆまぬトレーニングがある点はもちろんリスペクトしています。決して、彼ら・彼女らの努力を蔑ろにする意図はありませんので、この点ご理解くださいませ。[/say]
箱根駅伝見てたら厚底シューズ履いて走りたくなった
というわけで、早速記事を始めていくわけですが、この記事をお読みになってくれている方の中にも、筆者のように、
[say]うっわー、あれ履いて走ったらめっちゃ気持ち良さそう[/say]
なんて、普段ほとんど走らないのに、ちょっとミーハーな気分で欲しくなっちゃった、みたいな方、いらっしゃるんじゃないでしょうか?
「厚底シューズ」のラインナップはこちら
いやでもね、「履くだけで区間新記録続出!」なんて言われたら、そりゃ履いてみたくなるじゃないですか。というわけで、まずはナイキの厚底シューズのラインナップをまとめてみました。
ズームX ヴェイパーフライ ネクスト%
商品名 | ズームX ヴェイパーフライ ネクスト% |
---|---|
価格 | 30,250円 |
これが2020年の正月を沸かせた、いわゆる「ナイキの厚底シューズ」ですね。箱根駅伝に出場した8割以上が履いていたということで、見覚えある方の方が多いのではないでしょうか?
簡単にスペックを紹介しとくと、まず特徴的なのがご存知の厚底です。従来型のランニングシューズは「薄型化・軽量化」が常識だったところに、足を守るという発想から厚底を導入。
そして、厚底素材に軽量&反発力の「ZOOM X」というものを使用し、さらに厚底にしたことにより、厚底内部に極めて軽量、かつ強い反発力を持つカーボンプレートを挿入することで、『厚底なのに軽いし速い』という革新的なシューズを開発するに至ったわけです。
価格は3万円オーバーと、素人からすれば非常に高価。でも欲しくなっちゃうよね。
ズーム フライ3
商品名 | ズーム フライ3 |
---|---|
価格(通常版) | 17,600円 |
価格(プレミアム) | 18,700円 |
こちらが先ほど紹介したヴェイパーの、いわゆる「廉価版」とも言うべき存在になります。最上位モデルのヴェイパーとの違いですが、靴底に使用されている素材がヴェイパーでは「ZOOM X」というものなのですが、ズーム フライ3では「リアクトフォーム」というものを使用。つまり、ヴェイパーとは靴底の素材が違うってわけですね。
超ザックリ言うと、ズーム フライ3の方が、「重くて頑丈」ってイメージです。なので、
[say]ヴェイパーフライは本番用で、ズームフライは練習用にしてるよ[/say]
って方がすごく多いみたい。ただ、逆に言えばヴェイパーとズームフライの違いはそれだけであり、宇宙産業にも使用されるカーボンプレートの素材はヴェイパーと同様の仕様となっているので、初心者で「厚底シューズ」が欲しいなら素直にズームフライで良さそうです。
なお、通常版とプレミアムの違いは、カラー展開ですね。後から発売されたカラーの方が、若干高くなってます。
ズーム ペガサス ターボ2
商品名 | ズーム ペガサス ターボ2 |
---|---|
価格 | 20,900円 |
こちらのシューズは、靴底にヴェイパーフライと同じ「ZOOM X」を使用しているものの、カーボンプレートが入っていないモデルとなっています。
カーボンプレートが入っていると反発力が強すぎて「逆に走りにくくなる」ということもあるみたいなので、「ヴェイパーの万人ウケモデル」としたのがペガサスターボ2のザックリとした解説かなーって感じです。
全ての靴をまとめてみた表を以下に載せておきます。
商品名 | 価格 | 靴底素材 | カーボン |
---|---|---|---|
ヴェイパーフライネクスト% | 30,250円 | ZOOM X | あり |
ズームフライ3 | 17,600円 | リアクトフォーム | あり |
ペガサスターボ2 | 20,900円 | ZOOM X | なし |
[say]マラソンガチ勢じゃないので、ザックリとした解説となり申し訳ない。素人が買うべきは、ズームフライ系、もしくはペガサス系となるだろう。ヴェイパーは明らかにオーバースペックだ。[/say]
話題のヴェイパーが欲しくなるところだが・・
はい、というわけで、ナイキの厚底シューズをダーっとまとめてきましたが、やっぱり選手たちが実際に履いているモデル「ヴェイパー」が欲しくなっちゃいますよね。
でもさすがに、「3万円」はかけられない
ただ・・、少なくとも筆者のようなランニング素人、『駅伝を見て走りたくなったぜ!』みたいなミーハーな気持ちでは、さすがに「3万円」はお金持ちじゃないと買えませんよね。
というか、冷静に考えてみると、普段から何十キロと走ったり、ハーフマラソンやフルマラソンのタイム更新を目指していたり、そもそもそういう人たちを120%の力でサポートするための靴、それが「ヴェイパー」なわけですよ。
そんな靴を、1キロも走らないうちにゼーゼー言うような初心者が履いても絶対に「豚に真珠」になること必至。
「廉価版」のズームフライ3を買ってみたぜ
というわけで、今回筆者は、ヴェイパーの廉価版としての位置づけである「ズームフライ3」を買ってみた次第でございます。ペガサスターボ2はカーボンプレートが入っていないということだったのですが、このカーボンプレートがすごいってTBSの昼のワイドショー「ひるおび!」で言ってたので、入っているズームフライ3を買ったって感じですね。
ただこのカーボンプレート、ある程度早く走らなければ反発力が得られず「宝の持ち腐れ」となってしまうようなので、ランニングよりも速度が遅い、
- ジョギング
- ウォーキング
これらを目的として購入するなら、靴底の素材がヴェイパーと同様のペガサスターボ2を買っても良いかもしれませんね。
ランニングガチ初心者によるナイキの「ズームフライ3」レビュー
というわけで、ナイキの厚底シューズに関する基本的なことを紹介し終えたので、ここからは「ズームフライ3」を購入して履いてみたレビューをお届けしていきます。
ランニングガチ初心者なので参考になるかはわかりませんが、初心者らしいゆる〜いレビューでいきますので、この点ご了承ください。
サイズチェックや購入店舗について
まず始めに筆者がズームフライ3を購入するまでの流れ、具体的には、
- サイズチェック
- 購入店舗
これらの情報について解説していきます。
近場のナイキショップで一度履いてみた方が良い
まずサイズチェックについてですが、ネットで購入する場合には絶対に一度履いてみることをおすすめします。ズームフライ3はなかなかに良い値段する靴なので、事前チェックはマストですよね。
で、問題となるのがどこで履くのかなのですが、基本的には近所のスポーツショップが無難な選択肢になるかと思います。最も良いのはナイキオフィシャルの店舗で、筆者の場合には近所のアウトレットで試し履きしました。
ちなみに、筆者は他のメーカー、例えばプーマなどだと25.5がジャストフィットなのですが、ズームフライ3の場合には26.0がジャストでした。一回りくらい大きめを見れば、大体間違いないかと思います。
[say]ナイキ公式店舗のスタッフさんの話によれば、ナイキの厚底シューズ関連は割と小さめに製造されているようです。ズームフライ3だけでなく、ヴェイパーやペガサスターボでも同様みたいなので、購入時の参考にしてみてください。[/say]
筆者が買ったのはAlpenの楽天市場店
そして筆者が購入した店舗ですが、色々調べた結果、やはりお得に購入できるのはネットでしたね。Amazonと楽天、相場はプレミアム(後発の色変えモデル)ではないノーマルモデルで12,000円程度、最安が楽天にあるAlpenオンラインショッピングで、税込1万円を切る価格で購入できました。
一方で、近所のナイキ公式のアウトレットでは、確か・・14,000円程度だったので、やはりネット、特に服飾関係に強いのは楽天なので、楽天が最もおすすめです。
[say]ちなみにAlpenとは、スポーツ用具専門店のことですね。スポーツオーソルティやゼビオなどと同じイメージでOKです。[/say]
写真やスペックなど紹介
サイズチェックや購入店舗のお話に続いて、お次は写真周りをお見せしていこうと思います。

こちらが楽天のAlpenオンラインショップにて購入し、発送されてきた配送箱です。休日は動いてないみたいなので、木金注文だと週をまたいでの発送になる可能性が高いです(筆者は木夜注文で火曜着でした)。月火水の注文がおすすめ。

そして配送箱を開けると、ナイキの靴箱が出てきます。特に目立った傷は見当たらず。

箱を開けると、このようにズームフライ3がお目見えです。ん〜、カッコ良いですね!この落ち着きつつも、鮮やかな青系の色合いが好みです。
一方で、ヴェイパーっぽい鮮やかなピンク色もカラバリとして用意されているので、ヴェイパーっぽさを出したいならそちらがおすすめ。
厚底がやっぱすごいぜ
ズームフライ3を実際に手に持ってみました。

やっぱり厚底が目につきますよね、本当に分厚いです。恐らくですが、筆者の人生の中で最も厚底な靴だと思いますよ、これ。

厚底を近くで見てみるとこのようになります。一見すると発泡スチロールっぽいというか、結構スカスカ感があるように思われるかもしれませんが、触ってみると適度な硬さと言いますか、硬過ぎず・柔らか過ぎずの「弾力性」があることが素人でも分かります。クッション性がスゴそう。

かかと部分はこのようになっており、尖っているイメージですね。
素人からすれば「軽すぎ」
続いて厚底以外の部分についても見ていきます。

靴表面の素材ですが、
- 合成樹脂
- 合成繊維
スペックとしてはこのようになっていて、なんというか、人工素材感マックスです。「薄くて軽くて強い」みたいな、自然界を超越した技術の結晶?そんな感じがしました。

アップで見てみると、ナイキのマークがカッコ良いですねぇ。この色にしてほんとよかった。

見せ忘れてましたが、靴底はこれですね。設置面については滑り止め防止のラバーが貼られていて、それ以外の部位は厚底部分と同じ素材がむき出しです。この辺りも軽量化を狙ってる感じですよね。
で、肝心の重量ですが、

「243.0g」でした。イメージしにくい重量ですが、500mlたっぷり入ったペットボトルの半分以下だと考えてもらえれば。2足でちょうど1本分ってことですね、そう考えると相当軽いんじゃいないでしょうか?

靴の中に足を入れてみました。他の方のレビューではナイキの厚底シリーズは靴紐が全然ダメみたいな話だったんですが、素人にはぶっちゃけ分からんです(笑)

両足履いてみると、やっぱり軽さが際立ちますね。履いている感覚がそれほどしません。ただ、ヴェイパーはこれ以上に軽いらしく、真剣にレースを走っている方々からすればこれでも「重い」みたいで、ちょっと意味が分からないですね(笑)
実際に履いて走ってみたレビュー
というわけで、ズームフライ3の写真付きレビューを行ってきました。筆者の選んだカラーはかなりカッコよく、個人的に外観的には大満足の出来です!
ここからは実際に履いて走ってみたレビューをお届けしていきますね。感じたことを良い部分・悪い部分全て告白していきますので、参考になるはずですよ〜。
1:「これ靴なの?」ってのが率直な感想
ズームフライ3を履いてまず感じたことが、『これ靴なの』っていう率直なものですね。これは走る前に感じました。
なんというか、靴底部分が非常に分厚いので、「何かの上に乗っている感覚」がスゴくするんですね。ただ、決して違和感というわけではなく、足にフィットする感覚もあるのだから不思議なもの。
そして実際に歩いてみると、クッションの上を歩いているような感覚に陥ります。足にかかる重みが相当に軽減されるので、確かにこれなら怪我防止にもつながるだろうな、ということがハッキリわかるような、そんなイメージ。
歩いただけでこれだけのことがわかるんですから、実際に走ってみたら相当だよね。ってことで、お次は走った感想をお届けしていきます。
2:「跳ねるみたい」に走れる
というわけで、ズームフライ3を履いて走ってみると、「ポーンポーン」と足が自然と前に運ばれるような、そんな気がしました。「跳ねるみたいに走れる」ので、こりゃ早くなるのも当然だよなぁ、って感じです。
恐らくですが、これは靴底内部に入っているカーボンプレートの弾性を利用したもので、着地して靴底が折り曲がるたびに「シュポーーン」と前への推進力を発揮してくれるというわけ。この感覚は本当に革新的で、どんどん前に体が進んでいくってイメージを持ってもらえればOKですかね。
TBSのお昼のワイドショー「ひるおび!」内で、ホンジャマカの恵さんが『トランポリンで跳ねてるみたい』というようなことを言っていたような気がしますが、まさにその通り!一歩一歩がボヨーンと前へ踏み出されるので、スイスイ足が前に出ていきます。こりゃすごい。
3:足が全く疲れず保護されている印象
「跳ねるように走れる」というのはカーボンプレートについての感想になりますが、厚底部分についての感想を言えば「足の保護機能」がとてつもなく機能してくれているような気がしました。
ズームフライ3の厚底部分は「リアクトフォーム」という素材でできていますが、これが着地時の衝撃を吸収してくれているので、結果的に足にかかる負担もグーンと減るんです。よって、ランニングやジョギングをするにあたって、脚、特に膝への負担が気になる方には非常におすすめです。
世間ではなにかと「速く走れる」面ばかりが強調されていますが、そもそもナイキが厚底シューズを開発するに当たった経緯は、アフリカ出身選手からの『コンクリートを走る時の足への負担を減らして欲しい』という要望があったからだとされているので、本質的には「足の保護」という観点から評価することが重要です。
したがって、速く走ることを目的としない初心者ランナーにも、ズームフライ3を含めたナイキの厚底シューズは積極的に使用すべきではないでしょうか?普段運動しない人間が走ったら、絶対足悪くしますしね・・(笑)
4:素人が走っても心肺機能が足についてかない
とまあここまでズームフライ3の長所というか、良い点ばかりを評価してきました。ここまで走るという体験に変化が生まれると、『走るのが楽しくなってくるぜ!』と思わずにはいられないのですが、肝心の心肺機能が足についていかないんです(苦笑)
上述のように、ズームフライ3には「速く・負担なく」走れるように、
- 厚底
- カーボンプレート
このような仕様を盛り込んでいるので、足はもうガンガン前へ前へと踏み出して行きたがるんですよ。でもね、
[say]いやもう肺がちぎれちゃう[/say]
こんな感じに、ソッコーで足ではなく心肺機能が悲鳴をあげ、足が止まってしまうんですよ。なので悔しいというか、『足はもっと走りたいのに!』という、人生で経験したことのない気持ちになります。
まあ個人的には、こういった経験が『じゃあもっと心肺機能を高めるために毎日頑張るぞ!』とプラスの方向へと働いてくれているので、全然マイナスポイントではないのですが、要するに「スゴい靴を履いたからといって心肺機能まで向上するわけではない」という点は頭に入れておいて欲しいかなと、そういう感じですね(笑)
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結論:ナイキ厚底シューズは素人でも買う価値あり!
というわけでこの記事もそろそろ結論に入って行きます。多分読者の皆様は、
『自分みたいな素人が厚底シューズ履く価値あるのかな?』
という疑問を持っていると思うのですが、
[say]持っているだけで走りたくなるから絶対買った方が良い![/say]
というのが個人的な一つの結論になりますかね。
走るのが楽しくなる
やっぱり、何をするにも楽しむ要素って絶対に重要じゃないですか?勉強も仕事もなんでも、走ることも例外じゃないんです。今まで私たちが走ろうと思っても走らなかった原因は、走るのが楽しくなかったからだと思うんです。
だって、走るのって辛いでしょ。楽しい要素が今まで全然なかったしね・・。でも、そこに「厚底シューズを履いて走れる」という体験が加わることで、自然と外に足が向くようになるんです。
トップランナーたちが使用しているのと同じもの(厳密にはヴェイパーとはちょっと違うものだけど)を履いて走っている気持ちよさ、厚底の跳躍しているような感覚、さらにカーボンプレートでぐんぐん足が前に出ていく推進力。これらを考えると、
[say]今日も走るか![/say]
という気持ちにさせてくれます。
走るとやっぱり調子が良くなる
ここからはズームフライ3のレビューというよりは走ることの効果みたいなものですが、継続的に走ると明らかに体の調子が良くなることに気が付きました、改めてですが。やっぱりね、人間に運動は必要なんだなって思わされますよね。
筆者はパソコンを毎日カタカタし、暇ができればゲームをするライフスタイルなので、「運動しよう」って思わないと本当に体を動かす機会が得られないんです。そういう意味で、今回購入したズームフライ3は一役買ってくれてます。
陸上競技のトップ選手たちが履いているものと全く同じ・・、ではないですが、似ている靴を履いて走ることはモチベーションになりますし、厚底シューズ特有の軽快さも大きい。足がグングン前に出ていく感覚で走れるので、
[say]走るのって楽しいんだな[/say]
と思える。これで体や心の調子が整うんですから、良い影響を受けられて総合的な満足度は非常に高いですよ!
足を痛めないためにも、厚底シューズをチョイスすべきだろう
また、速くなるとか云々抜きにして、単純に「足を守る」ためにも厚底シューズをチョイスすべきだと感じました。走ることは確かに気持ち良いですが、一方で懸念すべきは怪我のリスクです。
特に膝の怪我は長引くと生活に大きく影響してきちゃいますし、怪我を恐れてなかなか走ることができていない、という方々も一定数いらっしゃると思います。そんな場合に、ナイキをはじめとした厚底シューズは一つの有力な選択肢になってくれますから、安全に運動するという観点から購入を検討してみても全然アリですよ。
ヴェイパー・ズーム・ペガサス、どれがおすすめ?
一方で、ズブの素人である筆者のような人間からすれば、最上位モデルであるヴェイパーは買う必要はなかったなと感じているのも事実です。
そりゃもちろん、お金に制限がないなら購入したいなと思いますが、向こうは3万円オーバーですからね・・。費用対効果を考えると、ズームフライ3でも十分だよねってのが素人目線からの一つの結論だと言えるでしょう。
それに、ヴェイパーは本物のレースシューズであり、速さをトコトン追求する人たち向けの靴なんです。だからこそ、靴底にズームフライ3とは異なる「ZOOM X」という軽量化と厚底を両立させた素材を採用しているわけですが、この寿命がかなり短いようで。
確かに速くなるのは良いことですが、素人的には『それなりに速くなって長く使える』ものの方が魅力的じゃないですか?なのでズームフライ3のような廉価版のようなものでも、十分、いや、十二分に満足できるのではないかなーと思ってますね。
そして、ヴェイパーが選択肢から外れるとすると、選択肢として迷うのがズームフライシリーズとペガサスターボシリーズのどちらが良いのか、という点ですよね。どちらも厚底シューズという意味では同じであるものの、詳細なスペックが若干異なってきます。
ここで、ヴェイパーも含めたスペックを改めて見返してみましょう。
商品名 | 価格 | 靴底素材 | カーボン |
---|---|---|---|
ヴェイパーフライネクスト% | 30,250円 | ZOOM X | あり |
ズームフライ3 | 17,600円 | リアクトフォーム | あり |
ペガサスターボ2 | 20,900円 | ZOOM X | なし |
ご覧のように、ズームフライ3では厚底の素材がヴェイパーとは異なるものの、厚底内にヴェイパーと同じカーボンプレートが埋め込まれている点は同じ仕様です。一方で、ペガサスターボの場合は厚底の素材がヴェイパーと同様ですが、一方でカーボンプレートが埋め込まれていないので、以上を総合して考えてみましょう。
ズームフライ
まずは筆者が購入したズームフライですが、こちらは万人におすすめできるナイキの厚底ランニングシューズだと言えます。厚底素材こそヴェイパーとは異なり、やや重さがあるものの、素人からすれば十分軽いと感じる範囲です。
また、重みがあるということは、裏を返せばヴェイパーよりも頑丈で寿命が長いということにもなってくるので、コスパ的にも良好。さらに厚底内にはヴェイパーと同じ仕様のカーボンプレートが挿入されているので、反発力という点では謙遜ありません。
以上を考えると、高コスパな選択肢なので万人におすすめできることがわかると思います。『厚底シューズでとりあえず走りたい!』という方はズームフライで間違いないです。
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ペガサスターボ2
続いてペガサスターボ2についてですが、こちらはズームフライとは対照的に、厚底素材がヴェイパーと同様の「ZOOM X」となっています。よって、ヴェイパーと同等の軽量厚底が実現。
一方で、こちらもズームフライ3とは対照的に、厚底内に挿入されているカーボンプレートが入っていないので、反発力という点ではズームフライ3の方が上となっています。
カーボンプレートは速く走れば走るほど反発力が強まりその恩恵を受けられるので、逆に言えば非常にゆっくり走るジョギング、さらにはウォーキングなどの用途にはカーボンプレートは必要ないんですよね。
よって、ペガサスターボシリーズは、走るというより歩く方に近い用途をする方にとって魅力的な選択肢になると思います。足への負担を軽減しながらウォーキングできるので、使ってみたいと思う方は多いはずです。
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ヴェイパーフライネクスト%
最後にヴェイパーフライネクスト%についてですが、こちらは本物のレーシングシューズなので、素人が履く意味は正直あまりないかと・・。
ただ、『プロが履く靴と同じもので走りたいんだぜ!』というニーズはもちろんあると思うので、3万円という価格を躊躇なく出せるならもちろん「買い」な選択肢だと思います。実際、筆者も無駄だとわかっていながら、お金があればこっち買っちゃうと思いますし・・(笑)
厚底素材、カーボンプレート共に最先端のテクノロージーを使用しているので、プロと同じ環境では知りたい方はヴェイパーを購入してみてはいかがでしょうか?
【ヴェイパーフライ ネクスト% メンズ】
まとめ
というわけで、この記事では2020年の箱根駅伝を席巻した、ナイキの厚底シューズ「ズームフライ3」についてレビューしてきました。素人でも大満足の一足でしたので、皆さんもぜひ履いて走ってみてください!とても気持ちよく運動できちゃいますよ。
最後まで読んでいただき、ありがとうございました!