とある魔術の禁書目録、アニメ絶好調ですよね!(大嘘)
いや、ぶっちゃけお世辞にも評判が良いとは言えない状況ではありますが、原作勢の私を含めた全国のとあるファンにとっては、なんだかんだ見ちゃう的なところはありますよね?
んで、とりあえず節目であるロシア編直前まで終わりましたので、原作勢の筆者目線から17話までの感想をぶっちゃけていこうと思います!
この記事の概要
不評なのも納得してしまうレベル
最初から辛口になってしまうのもアレですが、ぶっちゃけちゃうことにします。
まずここまで3期を見てきて、このアニメは一般的なアニメという観点から見ると、赤点レベルの駄作だと言わざるを得ません。したがって、ネットに転がっているレビュー含め、大不評なのも頷けます。原作勢からすればとても悲しいですけど。
初見だとストーリーが意味不明
その理由の大半が、ストーリーにあると思います。まあこれは3期に限った話じゃないんですけど、アニメ禁書目録ってあまりにもストーリー描写が雑すぎるんですよね。
まあでも、鎌池先生の原作を考えると、この話数で誰が脚本、監督やってもこうなる気はしてしまうのですが、それでも苦言を呈さなければいけないほど、ストーリーがヒドイ。
だって、原作勢の私でさえ、アニメを見ていて時々、
[say]あれ?こいつらって何のために今戦ってるんだっけ?[/say]
って混乱してしまいますからね・・(笑)初見の人からすれば何もわからないと思いますよ。ただ絹旗のパンツや滝壺のおっぱいを見るためのアニメ、それが禁書目録です(ヤケクソ)。
もっとのんびりやって欲しいです
したがって、原作勢の私からすれば、もっとのんびりと全体を進めていってもらいたいですよ、本当に。
もうね、各キャラクターの言葉選びとか、そういうのからも「早く話を進めないと」ってのが伝わってきちゃうんですよ。何話連続でOP切ってんだって話ですし、アニメ全体から滲み出る「焦り」に対して、想像以上に視聴者は敏感ですからね。
どんだけストーリー進まなくてもいいから、もっと慎重に、もっとゆっくり丁寧に話を進めて欲しい。そう思ってます。
例えばブリテン・ザ・ハロウィンのイギリス編なんかは、アニメだとイギリス側がなんか勝手に暴れて、最後に市民たちが大集合してなんか終わったみたいなイメージでしたが、原作だとイギリスという国全体を見事に描写し切った的な「スケールのデカさ」がありました。
だからこそ、最後の市民たちがヒーローになった場面で、壮大なカタルシスが生じ、
[say]イギリスってすげーんだな[/say]
という感想を得るに至ったわけです。これがアニメだとあまりにも薄っぺらくて、イギリスが勝手に暴れてカミジョーさんが丸く収めた的な幕切れになっているのが気に食わん。
もっと丁寧に色々と描写していれば、キャーリサのクーデターの深さについても描けたと思いますし、勿体無い感がスゴかったです。
まあでもね、ロシア編はイギリス編の倍近く尺とってるからね、期待しちゃってもいいんだよねきっと(フラグ)。
死体蹴りはもう止めて、良かったところを褒めてみる
3期の不評レビューなんてネット上にゴロゴロ転がっているので、そろそろ死体蹴りもやめて、17話までの良かったところなんかを書いていこうと思います。
浜面周りが目の保養になって助かる
17話までで一番良かったのは浜面周りの3姉妹です。言うまでもないかもしれませんが、麦野、絹旗、滝壺の三人。こいつらがね、キッチリ役割分担されてたので、これが良かったです。
麦野 | スリラー系おねいさん枠 |
---|---|
絹旗 | パンツ枠 |
滝壺 | おっぱい枠 |
具体的にはこんな感じですね。
麦野の「あの顔」が忘れられない
まず麦野ですが、こいつはスリラー系おねいさん枠です。殺しても殺しても永遠に追っかけてくる・・、クーーー!!理想のおねいさん像じゃないですか!・・・こんなこと書いてると後ろから緑色のビームが飛んできそうなので、そろそろ止めておきます。
真面目に麦野さんについて書いていくと、「あの顔」が忘れられないです、浜面に最後にぶっぱなされた時のあの顔。

引用:©︎2017鎌池和馬/KADOKAWA アスキー・メディアワークス/PROJECT-INDEX Ⅲ
それがこちらですが、なんとも言えない表情してますよね、これ描いた人天才だと思うんですけど?3期劇中の麦野は9割鬼の形相だったので、余計にこの「少女の顔」が際立ちます。
麦野が直前に言い放った、
「なんで私、こんな体になっちゃったんだろう(うろ覚え)」
これが半分ホンネだということを示唆するような、そんな表情になっています。最高です。今回ちょくちょく作画乱れが指摘されますが、一方でちょくちょく最高の作画が出てくるという、良くも悪くも安定しないクオリティ、それが3期だと感じますね。
女の子周りの作画は全部いい気がするので、さては作監、お前相当な女好きだな?まあ、女と男どっちを気合いれて書いて欲しいか言われれば、女の子ですけどねw
絹旗はナイスパンツ
続いて最愛の絹旗ちゃんですが、JCパンツごっつぁんでした。流石にね、浜面とは違ってズリネタにはしてないですけど、全国のどこかには絹旗のパンツをズリネタにした人いそうですよね。いや、私はしてないですよ?浜面じゃないですしね。いや、してないって、ホントに。
絹旗ちゃんはなー、窒素のくだり?あれわかんない人もいたと思うんだよなー。絹旗の能力は「窒素装甲(オフェンスアーマー)」という、空気中の窒素を使った最強クラスの防御なわけで、ほとんどの攻撃は無力化できます。
しかし、窒素がなければ何もできないので、仮にそういった状況になった時に備えて、液体窒素を所有していたというわけです。あの描写でそこまでわかるかなーってのが、ちょっと勿体無い気もしました。
滝壺はナイスおっぱい
続いて滝壺ですが、ナイスおっぱいです。超電磁砲では体晶使って活躍していた彼女ですが、禁書目録ではおっぱいを使って活躍していました。
個人的に滝壺のおっぱいシーンの中で紹介したいシーンは山ほどあるのですが、やっぱり最後のこのシーンのおっぱいが最高でしたね。

引用:©︎2017鎌池和馬/KADOKAWA アスキー・メディアワークス/PROJECT-INDEX Ⅲ
この巨乳ならではのおっぱいが潰れる感じ?これたまんねえんだわ(今見返すと顔は微妙だけど・・)。雑なアニメだと風船がしぼむように潰れるんですが、このワンシーンではちゃんとおっぱいしてる。それが最高です。
しかも初めて劇中で滝壺が女の子したシーンでもあるので、色々な意味で貴重なワンシーンですよね、これは。もう滝壺は戦うことはありませんが、彼女にはおっぱいがある。だから、これからも私は滝壺に注目しますよ。
[say]同じような感じで結標さんも最高でした。一歩通行と土御門にショタコンをいじられた時の彼女が可愛かった。[/say]
ロシア編に力を入れる割り切りは英断説
もう一つの褒めポイントとしては、ロシア編に力を入れる割り切り、これが英断じゃね?っていう一説です。さっきも言いましたけど、2クールという枠でテッラから旧約最終巻まで全てに力を入れて描くとなると、きっとどの監督、どの脚本家がやっても事故ります。
だからこそ、ロシア編に全てのリソースを注ぎ込み、ロシア編こそが3期とした割り切り、これが英断だと私は思うのです。
ロシア編は旧約の集大成だからね、仕方ないね
これはわかりきっていることですが、ロシア編は旧約の集大成です。禁書目録という魔術サイドの人間が科学サイドの総本山に落ちてきて、そっから科学と魔術がクロスする。
そして、科学サイドの主人公である、
[list class="stitch-orange"]
- 上条当麻
- 一歩通行
- 浜面仕上
[/list]
この3人のヒーローと、魔術サイドの最大組織ローマ正教の頭である「フィアンマ」がぶつかり合って、科学・魔術という2つの軸を最後まで描き切るのが旧約のストーリー的な役割と言えます。
そういった意味で、「終わり良ければすべて良し」の精神で、ロシア編に全てを注ぎ込む姿勢は、逆説的ではありますが、英断になるかもしれません。でもこれは、ロシア編が成功に終わった時の話。
もしロシア編が爆死したら、もう終わりです。「禁書目録3期は超電磁砲のオマケ」という皮肉が、マジモンの現実になります。
したがって、「禁書目録3期はクソアニメ」という今までの評価を幻想にし、打ち砕く。上条さんの右手に、こんな期待をしてしまうのは私だけではないでしょう。全ての原作勢がなんだかんだ言いつつも、ロシア編に期待していることは明らかなんですから。
まとめ
ということでおパンツとかおっぱいとか、かなり浅めな記事となってしまいましたが、ロシア編を楽しみにしましょうじゃないですか。
3期4話の暗部編までのレビューも行なっているので、もしよかったら見てみてください。
[kanren id="232"]