【祝・暗部編終了!】アニメ「とある3期」6話までの原作勢の感想

2018年秋アニメにて、待望の「とある魔術の禁書目録(以下”とある”)」3期が放映されました!2期が2010年秋〜2011年春までということで、その間なんと丸々8年!いや〜、いい感じに焦らしてきましたね。

しかも、2期の終わり方が「前方のヴェント」を撃破して、物語が急転直下で進んでいく最中での突然すぎる幕切れだったので、あの時に消化不良になっていたのはきっと筆者だけではないはず。

だからこそ、8年越しとは言え、3期の放映が無事に始まってとても嬉しいわけです。ということでこの記事では、この記事を書いている現在6話、要するに暗部編終了までアニメで終わったところなので、ここまでを原作勢がザックリレビューしていこうと思います!

注意
この記事は原作読了者によるレビューになっているので、出来るだけネタバレしないように配慮しているつもりですが、無意識のうちにネタバレしちゃってたり、盛大にネタバレしてる部分も存在しています。なので、ネタバレが怖い人は自己責任でお願いしますね。

ストーリーに関しての感想

とある3期公式サイトキャプチャ

引用:とある魔術の禁書目録Ⅲ – アニメ「とある魔術の禁書目録Ⅲ」公式サイト

まずはストーリーについてです。「とある」と言えば、原作の圧倒的なキャラ数と伏線の多さが魅力であり、毎回毎回鎌池先生の技量には驚かされるばかりです。

しかし一方で、これだけ、

  • キャラ数が変態的に多い
  • ストーリーが超複雑
  • ハンパない伏線の数々

以上のようなものが原作中にあると、どうしてもアニメに組み込むことが難しくなってしまいますよね。

特に深刻なのが「ストーリーが超複雑」という点で、「とある」のストーリーは全体的に、

「途切れているようで実は繋がっていた」

ってことがかなりあったりします。3期で言えば、上条当麻のメインストーリーと暗部編は一見関係のないように見えますが、実は今後「あの人」がものすごく重要な役割を担う・・みたいなね。だからこそ、

「この部分めんどいから、アニメから省くか」

ってことがなかなかやりにくいのです。ここを省くと後の方で収拾がつかなくなるってのが多すぎて、結果的に脚本作りの難易度が凄まじいことになってしまうというわけ。

原作勢以外には難解過ぎるストーリー・あらすじ

とまあ、以上のような理由があって、正直3期のストーリーは原作を読み込んでいる「原作勢」以外の人間には、なかなか理解しにくいのではないかなーと思った次第です。

まず大前提として、「とある3期」は2期の続きから普通に始まります。何の前触れもなしに突然街中のおばあさんが、

「あんたの右腕が世界の行方を左右する。お前はどうすんだ」

と拳銃突きつけながら主人公に説明し、そのあとはなんか金髪学ランがそのおばあさんを拳銃で打った挙句、特にお咎めなしでそのままフランスへと直行!そしたらおっぱい見えそうな日本人と一緒に行動して、小麦粉を武器にする変態と戦って苦戦してたのに、白髪の少年が突然現れてチートで一件落着。

その後はいろんな人たちが出てきて、

「お、この金髪の子可愛いじゃん」

って思ったら仲間の女に下半身焼かれて死んで、変な翼持ってる奴ら同士の大怪獣バトルで街中グチャグチャにして終わった・・

多分、原作読んでない人はこんな感じにしか感想を抱けないと思うのですよ。なので、2期でも若干その傾向が見られましたが、3期で確信しました。このアニメは

「原作大好きマンによる原作大好きマンのためのアニメ」

だということを。そもそもこの「とある」シリーズは、原作勢の熱気がマジでハンパないんですよね。なので、普通は原作勢だけを狙ってアニメを作ると、盛大なお葬式ムードでアニメが失敗するものですが、このバケモノラノベシリーズに関しては、割と原作勢だけにフォーカス当ててもなんとかなっちゃう的な雰囲気があるんですね。

1期、2期当時アニメやラノベにハマっていた世代は、今や社会人として働いているので十分な「円盤係」にもなってくれるでしょうし、ここまでスケールのでかい作品になってくると、こんな冒険も許されるというわけです。今のご時世なかなかないですよ、こんなアニメ。

暗部編までは時系列・放送順含め上手くまとめた

さて、ではそろそろ、ストーリーの具体的な部分に入っていきますが、暗部編終了までの流れの評価は結構割れているように感じますね。

ネットを見ていると、

  • 要所を締めつつコンパクトにまとめきった
  • 五和のおっぱいが良かった
  • 話が駆け足すぎてついていけない
  • 滝壺のおっぱいは正直期待外れだった
  • C文書とか暗部とか正直何が何だかわからない
  • 早く堕天使エロメイドが見たい

とまあ、ストーリーに関してこんな感じの感想があったわけですね、ちなみに筆者も滝壺のおっぱいもっと欲しかった派の人間です。

まあおっぱいはこの際置いておいて(この際ってなんだよ)、個人的にはここまでの暗部編までは難しいながらも上手くまとめきったかなと思いました。上手に妥協点を見出して、まずまずの着地をしたかなといったところです。

欲を言えば、暗部編は最低でもあと1話、欲を言えば2話くらいはリソースを投入しても良かった・・、というか欲しかったですかね。願望です。

やっぱり、今後の展開を考えると、暗部編ってものすごく大事なチャプターじゃないですか。「上条当麻ではない」副主人公的な立ち位置のキャラの人生が、大きく動き出すキッカケが盛り沢山になっているので、ここを丁寧に扱えば後々楽になったんじゃないかと思います。

浜面仕上について

浜面仕上公式サイトキャプチャ

引用:CHARACTER 浜面仕上 – アニメ「とある魔術の禁書目録Ⅲ」公式サイト

特に「は・ま・づ・らぁ〜」。こいつはレベル0の学園都市ど底辺で、しかも唯一の希望である「駒場利得」が学園都市の象徴第一位に撃破されたわけですよ。そんでもって「仲間」であるはずの同じ無能力者(ただし向こうは世界レベルの右腕搭載)から、ポンコツ扱いされた挙句喧嘩でも負けます。

普通の無能力者・・、いやチンピラだったら、ここで折れたり絶望したり、あるいはさらに大きく道を外してもおかしくはありません。しかし、彼は違った。自分の中の「弱さ」と徹底的に向き合い、最終的には無能力者とは対極にいる、神に愛されし「レベル5」を撃破するに至ったのです。

ここまでの流れは、筆者が原作の中でもかなり好きな話であり、もうちょっと丁寧に扱ってあげても良かったかなと思います。あの扱い方だと、周りの女の子たちからこき使われていた状態から、レベル5を撃破するに至るまでの「過程」がほとんど見えず、

「なんだ、こいつも”ただのヒーロー”なのか」

と原作を知らない人間から大きく誤解されてしまいますしね。このレベル0もヒーローといえばヒーローですが、クッソビビリだったりおっぱい好きだったりズルかったり、上条当麻とはまた違ったヒーロー像なんですよね。それをわかって欲しいというのが原作勢からの願いだったりします。

一方通行について

一方通行公式サイトキャプチャ

引用:CHARACTER アクセラレータ(一方通行) – アニメ「とある魔術の禁書目録Ⅲ」公式サイト

また、上条当麻・浜面仕上と並ぶ、本作の大黒柱の1人、アクセラレータさんこと「一方通行」に関しても言いたいことがあります。

まずアニメを見て改めて思ったのが、

「このキャラほんっとカッコいいわぁ」

ってことです。いやでもね、正直過去の禁書目録だったり、スピンオフの「超電磁砲(レールガン)」だったりを見ていた当時は、「なんだこのクソ野郎マジで嫌い」って思っていたのが事実です、うん。

でもね、原作で彼の抱えていた苦悩や葛藤が徐々に明らかになって、それでも前だけを向いて成長していく姿を見ていく中で、いつの間にか彼に対してポジティブな感情を抱くようになってきたんですよ。そして、実際にアニメの中で動く彼を見て、この思いがより強く感じられたというか。これだけで今回のアニメは素晴らしいといってもいいと思う。

あとは、筆者自身の成長ってのも自分でいうのもアレですが、あると思います。当時はまだケツの青い学生だったので、

この両者について、一方的に悪の方を心の中で排斥していたんですよね。「脳幹的」に言えば、

「好悪で言えば好、善悪で言えば悪」

みたいな存在を許せる精神性が、自分の中に育っていなかったわけです。でも、それなりに生きてきた中で、色々なことを学んでいくうちに、

「そもそも100%悪い人間なんているのかな」

と思うようになったわけですよ。ちょうど、サンジェルマン?僧正?ちょっと曖昧ですが、その中にあったくだりである、オティヌスと上条当麻の掛け合いの最中に彼が答えた時みたいに。

まあそんなこんなあって、今回のアニメ暗部編、もっと言えば「VS垣根提督」の中で、カッコいいなぁと思っちゃいました。ただ皮肉なのが、この頃の「一方通行」は

「一流の悪党」

という言葉に執拗なまでに執着しているんですよね。後のエイワス流に言えば、この悪に対する執着そのものが、対極にある上条当麻という「善」に対する強烈な希求の現れなのですが、本人はそれに気がつかず。

そして、筆者も「悪党」という言葉にこだわる彼を見て、なんかカッコいいなぁと思うわけです。ですが、この心の奥底には、密かに「2流以下の悪党」を見下すような、ゲスい心が隠れているのだと思います。

きっと、暗部編では影に隠れている上条当麻なら、「垣根提督」やこの頃の「麦野沈利」のような「2流以下の悪党」に対しても、平等に救いの手を差し出し、見事に彼ら自身の道しるべになっちゃいますよね。でももし自分が一方通行なら、容赦無く垣根提督はやっちゃうかなというのが、なんか悔しいというか、やっぱ上条当麻ってすげーんだなと思うわけです。

そして、こういう「上条当麻すげー」って心が、要するにこの頃の一方通行の心境とリンクするわけじゃないですか。だからすげーツラいですよ、彼は。どれだけ追いかけても届かない「ヒーロー」の存在、そして追い討ちをかけるかのように、過去にクローンとは言えヤリまくっちゃってる罪悪感・・そりゃキツイって。

でもね、最後の最後に

  • 打ち止め(ラストオーダー)
  • 黄泉川愛穂

命よりも大事な2人に対して手を出さなかった。あのトランス状態にある中でも、しっかり自我を保った。それが、ものすごくカッコよかったし尊かった。そして、制作側はそれをアニメの中で、限られた時間・リソースの中でもしっかりと描き切っていたと思います。

ここで手を止められたからこそ、今後一方通行は自分だけの道を見つけて、その道を邁進していける。アニメでもよく頑張った、一方通行。これからも応援してるぞ!

結論:初春さんのところもうちょっと時間かけて扱ってあげて?

ストーリー以外に関しての感想

続けて、ストーリー以外に関しての原作勢の感想についても述べていきたいと思います。

全体的に映像が綺麗になった!アニメーターさんナイス!

筆者は俗に言う「作オタ」ではなく、SHIROBAKOを見て

「あー、アニメって作るの大変なんだなー」

くらいにしか思うことのできない凡庸な感性の持ち主なのですが、単純に「アニメが全体的に綺麗になって嬉しい!」って思いました。

HD?というか、現代にふさわしい高解像度でdアニメストアで見れるわけですから、こんな綺麗な映像でとあるを再び見られて幸せです。同じようなことを原作勢はきっと思っていることでしょう。

まあでも、これは「とある3期」というよりは、単純に時代の進歩ですよね、きっと。二期が放映されていたのは2010年ですし、8年もあればそりゃこれくらいの進歩はするよね。

OPが相変わらずいいね!

とある三期OPキャプチャ

引用:MUSIC OOENING – アニメ「とある魔術の禁書目録Ⅲ」公式サイト

また、OPに関しても触れないわけにはいきません。

「とあるシリーズ」のOPにおいて今までは、

禁書目録 かっこいい風
超電磁砲 カッコかわいい風

個人的にこんなイメージを持っていたのですが、禁書目録3期でも変わらずカッコイイ曲調の楽曲が採用されています。

とある三期OPキャプチャ

今回採用されているのは、黒崎真音さんの「Gravitation」ですが、イントロの高音と裏のドラムスでガリガリ攻める雰囲気がもの凄くカッコいい。3期の激動のストーリ展開と見事にマッチしていると思いました。そして、イントロのインパクトに負けないくらいの黒崎さんの高い声が、本編に入る前のテンションを高めてくれる・・、まさにOPにふさわしい楽曲になっていると思います。

また、OPの映像もいいね。イントロの部分で上条サイドの登場人物が絶妙なカメラワークで流れていくのが最高!しかも筆者イチオシの、

  • 吹寄制理
  • 姫神秋沙

この2人が一瞬ですが映っているのがホントいい。特に姫神さんね。おそらく、3期以降は全くと言っていいほど出番がないと思われますが、制作サイドがしっかりキャラとして認識してくれてありがとうございます。(小萌先生も好きだよもちろん!)

あと、暗部編以降で登場する、イギリス側のキャラが現時点で明らかになっているのもいいですよね。アックアとか騎士団長とか、王室三姉妹とか、見てるだけで楽しみになってくるw

結論:OP最後の五和が上条当麻の腕におっぱい当ててるとこ最高すぎか?

気になる今後の展開について

ノープランで暗部編までの感想をつらつら述べてきましたが、言いたいことはザッとこんな感じだと思います。

最後に、気になる今後の展開について。

原作のどこまでを3期で描き切るのか

とりあえず6話終了時点で、暗部編まで扱い終わりました。だいぶ駆け足でしたけどね。

で、原作がどれくらい進んだのかというと・・、二期は前方のヴェントで終わっているので、13巻で止まっていたことになります。そこから本当はSS1巻が入りますが、そこは飛ばして3期は「14巻」からスタート。暗部編は15巻なので、アニメのこの6話で原作2話分進んだことになります。(15巻表紙の一方通行めっちゃカッコいいよね)

全体を23話か24話とすると、残されているリソースはあと最大20話!これで原作16〜22巻までの合計7巻分を一気に駆け抜けることになります。6話までと同じペースでいくなら、原作1巻に対して3話ペースで行くと・・、21話となるので、ギリ足りないか!(笑)

となると重要になるのは、

「どこを削って、どこを重点的に扱うのか」

ということだと思います。

アックア削ってイギリス・ロシアに力を入れて欲しい

個人的には、アックア編はそこまで引っ張らなくてもいいかなと思いますね。2話くらいでなんとかなるんじゃない?

あとは浜面国外逃亡編も2話くらいでいって、そうすればイギリス編・ロシア編それぞれを丁寧に描き切ることができます。あくまで素人目線でただの願望ですが。

筆者の一番楽しみにしているチャプターは、ロシア編・・ではなく、イギリス編だったりします。キャーリサによる「暖かいクーデター」により、EUをも巻き込む世界的な混乱の果てに何が待っているのか。

「イギリスという国家を守りたい」

という一心で皆が必死に生きているはずなのに、どうしてこうも噛み合わないのか。この辺の深い部分までしっかり描き切るような構成になっていることを願っています。クライマックスのあのシーン、ホント好きなんだよね。

追記

結果的に、私の予想通り、ロシア編に全ての力を入れることになりましたね。ロシア編直前までの17話までのレビューについてもしてみたので、もしよかったら見てくださいお願いします。

とある3期17話までの原作勢の感想|「浜面三姉妹」しか褒める所がない・・

最終回ってどうなるんだ?

また、原作サイドの最終話、言い換えれば「無印22巻」の結末を知っている人ならば、

「単純に22巻までを描き切るだけだと収集つかなくなるんじゃない?」

という一抹の不安を抱えていると思います。(ここから先は完全にネタバレなので、ネタバレ怖い人は絶対に見ないでください。)

だって、上条当麻不在じゃないですか、最後。フィアンマ倒せるのはまあハッピーエンド感あっていいですけど、主人公不在でアニメ終わるってどういうこっちゃってなりますよね。

かといって、上条当麻が再び出てくる「新約」に入っていくのもキリが悪い。6話で粛清された金髪美少女の妹さん「フレメア」や、「新入生」の面々が出てくるのは嬉しい限りですが、まあこれはあり得ないでしょう。

となると、残る選択肢は2つ。

  • 原作通り上条当麻不在で幕を閉じる
  • アニメオリジナルの展開で上条当麻を出す

みなさんどっちを望むでしょうか?んー、個人的にはどっちでもいいかなって感じです。これは希望的観測な部分もあるのですが、恐らくここまできたら4期も間違いなくあるでしょう。

となると、例えば最終回で上条当麻抜きで世界が救われました・・、おしまい。ってなった後に、

「緊急告知!とある魔術の禁書目録、4期制作決定!」

これで、主人公不在で幕を閉じるという前代未聞の事態のお茶を濁す的な展開はどうでしょう。書いてて思いましたが、微妙ですね(笑)

となると、やっぱりオリジナルでやっちゃう系かなー。上条当麻を強制的に出現させる?でもそうなると、新約へと繋げにくくなって4期以降が難しくなりそう・・。どうすんだろう。

でも2期のあんな半端なところで8年も焦らし続けるドS制作ですし、案外上条当麻不在って線も強そうではあるね。

結論:食蜂さん大好きだから4期やって?

まとめ

ということで、とある3期の6話、暗部編までの原作勢の感想を、ざっくりとお伝えしてきました!もしよかったらコメントとかしてくれてもいいんですよ?「とあるファン」同士繋がれたら大変嬉しいです!

あと五和のおっぱいが好きな人もコメントしてくださいホントお願いします。

追記
ロシア編目前の17話まで話が進んでいたので、早速がっつりレビューしてみました!もしよければこちらもチェックしてみてください。

とある3期17話までの原作勢の感想|「浜面三姉妹」しか褒める所がない・・

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