アニメ語り

【グリムガル】OP曲「Knew day」を熱狂的ファンが考察したらこうなる

【グリムガル】OP曲「Knew day」を熱狂的ファンが考察したらこうなる

皆さんこんにちは、グリムガル大好き人間の友星です。お陰様で、グリムガル12巻の最速レビューが好評のようで、かなり多くの方にアクセスいただいております。

[kanren postid="105"]

いやー、アニメからもう数年たちますが、僕と同じようなグリムガルファンがいらっしゃるんですね、元気でます。

でね、今回はもう随分時間が経ったアニメのOP曲「Knew day」を、アニメ・原作ともに視聴回数がエゲツない「グリムガル大好き人間」の僕が考察したらどうなるのかを、ちょっと勝手にご紹介していきますね。あくまで個人的考察なので、細かい部分は許してね。

グリムガルのOP・ED・挿入歌を担当した(K)NoW_NAMEについて

まずはKnew day、というか、グリムガルの音楽関連を総括した「(K)NoW_NAME」について勝手に語らせていただきます。

アニメを中心に活躍するエンターテインメント集団

ノウネイムオフィシャルサイトの画像

引用:(K)NoW_NAME - (K)NoW_NAME Official Site

(K)NoW_NAMEを簡単に説明すると、「アニメを中心に活躍するエンターテインメント集団」って感じですね。要するに、アニメとかに特化した音楽作る人たちみたいな、そんな感じ。

で、(K)NoW_NAMEが今まで担当してきたアニメですが、

  • 灰と幻想のグリムガル
  • サクラクエスト

の2作品。サクラクエストは「P.A WORKS」の働く女の子シリーズの最新作で、「花咲くいろは」→「SHIROBAKO」からの最強ムーブを受け継いだ作品です。ちなみに筆者は、SHIROBAKOの最新映画が制作決定したニュースを聞いて泣いて喜びました。

(K)NoW_NAMEの特徴

そして、(K)NoW_NAMEの特徴ですが、個人的に思うことは「作り込み」が凄いということ。OPやEDだけじゃなく、挿入歌やBGMまで一括して担当するということで、物語全体とのバランスを考えるのが非常にうまい。

グリムガルでも、随所で秀逸な音楽を奏でてくれて、私たちに感動を与える大きなアシストをしてくれました。

重厚な作品にマッチする。歌手もすげーいい。

このように、(K)NoW_NAMEは単一のアニメを一括して担当するということから、世界観やストーリーに重厚感のある作風にマッチすると考えています。グリムガルは「命」、サクラクエストは「生き方」という、深夜アニメでは割りかし重めのテーマを扱っているので上述したような作り込みがマッチするのでしょう。

逆に、萌え萌えアニメみたいなのには合わない可能性が高い。萌えユーザーは単純に声優が歌っている方が好きだからね。(「未確認で進行形」とか最高でした。)

Knew dayのガチ考察:タイトル「Knew day」編

さて、(K)NoW_NAMEについて語ったところで、ここからはKnew dayの考察に進みましょう。

まずはタイトル部分の考察から。

中学英語をちゃんとやった人ならわかりますが、Knew dayの「Knew」は「know:知っている」という動詞の過去形です。「知っていた」という意味。

「I knew him」なら、「私は彼を知っていた」という意味になります。あんま実用性なさそうですねw

ということで、Knew dayを直訳すると「日を知っていた」ということになります。めんどくさいんで、頭に「I」がある前提で訳していきますね。「私は日を知っていた」ということになりますが、まあ意味わからんですね。

では考察していきましょう。

Knewの読み方がポイント

グリムガルの森

(↑アニメ2話のゴブリン戦の舞台っぽくないですか?)

はい、では質問です。Knewはなんて読むでしょうか?「そんなんクニューに決まってんだろww」とか草生やしている人は、控えめに言ってもやばいです。正解は「ニュー」なので、草刈りとって覚えましょう。Kは無視してOK。「Knee:膝」とかも同じね。ニーキック。これ、マメな。

てことで、Knew dayは「ニューデイ」って読みます。個人的には、Knew dayを「ニューデイ」って読んだあたりからなんか引っかかってたんですよね。で、その正体がわかりました。

「New:新しい」が絡んでくる

Knew dayの中には、「new」という文字が隠れています。読み方もまんま同じ、「New:新しい」という形容詞です。この「New」がKnew dayの中に意味として入っているんじゃないかと感じたわけです。(関係ないけど「NEW GAME!」もよかったよね!)

「ニュー」という読み方も同じなので、Knew dayには

  • Knew day
  • New day

という2つの成分が含まれていると、そう結論しました。ということで、以上を加味してKnew dayを再び解釈してみると、「私は新しい日を知っていた」ということになります。

残念ながら、これだけじゃ意味がわかりません。もう少しだけ考察を進めてみましょう。

「新しい日」・「知っていた」を考察していく

ここからは、「新しい日」・「知っていた」という2つの要素の考察していきます。

「新しい日」とは?

自動販売機

(↑のぼやけた自動販売機が何を意味するかわかる人は、コメントにて挙手をお願いします)

まずは「新しい日」から。ハルヒロたちは現代日本と思しき世界から異世界転送されてきたことが伺えます。実際、ジェシーランドを訪れた際、ジェシーがシホルに対し東京の地名を連呼していたことからもわかりますね。

で、現代日本に生きる我々は、ハッキリ言って「新しい明日が来ることは当たり前」に感じていますよね?実際、現代日本では「生きていく」という点では世界的に見て圧倒的に容易ですから、この現代日本でグリムガルのように「数分先に生きているかわからない」という状況にある人は、おそらくほとんどいないでしょう。

ハルヒロたちにとって「新しい日」とは

では、ハルヒロたちの立場にたって、「新しい日」を解釈していきます。ハルヒロたちは、現代日本で私たちと同じように生きていた。ハルヒロは「チョコ」のことを密かに思いながら、ランタは心が擦り切れるような日々に耐えながら、マナトは「自己実存」という悩みを抱えながら、それぞれ「新しい日」、つまり「新しい明日」が来ること確信して生きていたはずです。

その「新しい明日」がくることを確信していた状況が、一気に変わった。明日どころか、数秒先にどうなっているかすらわからない。「新しい明日」なんてくるかどうか、本当に全くわからない。つまり、ハルヒロたちにとって、「新しい明日」など考える余裕はないわけです。

「一寸先は闇」と言っても言い過ぎではないでしょう。以上より、ハルヒロたちにとって「新しい日」とは、現代日本における「本当は来るはずだった新しい明日」という解釈が可能だと考えます。

「知っていた」を考察していく

次に「知っていた」です。勘の良い人ならわかるかもしれませんが、考えていきましょう。

ハルヒロたちは「新しい明日」を知らない
なんか不安になる青空

先ほど、ハルヒロたちにとって「新しい日」とは、現代日本での「本当は来るはずだった新しい明日」だと解釈しました。では、ハルヒロたちはこの「本当は来るはずだった新しい日」を知っているのでしょうか?覚えているのでしょうか?

「ちくしょう。本当はあの生活が続くはずだったのに」と考えているでしょうか?答えは否。ハルヒロたちは、現代日本での生活、ひいては「本当は来るはずだった新しい明日」を覚えていないのです。「掴もうとすると離れていく」ような感覚で、来ることを確信までしていた「本当は来るはずだった新しい明日」を知りません。「新しい明日」が簡単にくることだけは、かろうじて理解していることがアニメ1話から読み取ることができますが。

よって、「Knew:知っていた」という意味には、「知っていたはずだった」というような意味合いになるでしょう。

「Knew day」タイトル考察の結論

はい、以上がKnew dayのタイトルの考察になります。まとめると、

  • Knewには「知っていた」・「新しい」の2つの意味がある
  • 「新しい日」は、本当は来るはずだった新しい明日という意味
  • 「知っていた」は、本当は来るはずだった新しい明日を、現代日本では知っていた(確信していた)という意味

こんな感じですね。あとは、「新しい日」と「知っていた」という意味を結合させていけばKnew dayの考察は終わります。

結合のさせ方には色々あると思いますが、筆者は「俺たちは本当は来ることが決まっていた新しい明日を、知っていたはずだった。」といった意味が込められていると考えます。これが結論です。

明日が来ることが当たり前。そんな中で、突然「新しい明日」が中断されて、「新しい明日」が何かすらわからなくなってしまった。思い出そうとしても思い出せない。これはなんだ。この世界では明日はおろか、数秒先にすら生きているかわからない。

って感じですね。まあ個人的解釈なので、他の解釈が浮かんでいる方は、ぜひコメント欄にコメントしてください!

「新しい明日」が不透明なことについてのそれぞれの解釈

ここから先は蛇足ですが、新しい明日、言い換えれば、「現代日本での来るはずだった明日」が突然失われたら、みなさんはどう思いますか?僕は結構シホルに近いです。あの「塔」から出てきて、「自分はどこから来たんだろうか。ここはどこなんだ。もう嫌だ、怖い」と泣いてしまう気持ち、わかるなぁ。

ですが、人によってこの反応は違ってきます。筆者的の各キャラの解釈は、

[aside type="normal"] 各キャラの異世界転送に対する解釈

  • ハルヒロ:あんまり現実味がない感じ
  • ランタ:意外に不安に感じている
  • ユメ:おるたなって可愛いなぁ(モモヒナも同じ)
  • モグゾー:(モグゾーの心理描写が少なくてわからん)
  • レンジ:ガンガン強くなってやるぜ
  • ロン:この隣のやつ強そうやな・・
  • サッサ:長いものに巻かれて生きていていけばなんとかなるっしょ
  • アダチ:この使えなさそうな奴らとは絶対にパーティー組まない
  • チビ:(情報少なすぎて筆者は解釈できません)
  • キッカワ:まあなんとかならなくなくなくな〜い?

[/aside]

こんな感じですかねー。で、注目すべきは「マナト」や「キサラギ」のようなタイプ。特にマナトは「俺はこの状況を望んでいたのかもしれない」みたいなことすら言っていましたからね。要するに、「新しい明日」が来ることがわかりきっていることを、誰もがよく思っていたわけじゃないということ。

言い換えれば、グリムガルに転送されて、ハッピーになったやつすらいるというわけです。ここが面白い点です。生きていくことがある意味約束されている状況よりも、様々なことが不確定なグリムガルの方が生きやすい。

ここに、十文字先生が伝えたい「何か」があると個人的には思っています。

まとめ

本当は歌詞まで考察する予定だったんですが、予想以上に長くなったのでこの辺で閉めます。「歌詞も考察して欲しい」って人はコメントしてくれれば励みになるので、ぜひお願いします。

最後まで読んでいただき、ありがとうございました。グリムガルライフをこの先も楽しみましょう!

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亜鈴
どうも、Webライターの亜鈴です。このブログは別に大したものではなく、自分が感じたことや思ったこと、おすすめしたい商品など、色々なことを自由に書き連ねていく場所、つまり日常譚です。自分の経験が誰かの役に立ったら嬉しいなぁ。