どうも、グリムガルガチ勢(自称)こと、Areiです。早いもので、今月もオーバーラップ文庫の新刊発売日である25日を迎えようとしています。筆者は近所の本屋でフラーっと『フラゲできねーかなー』なんて思ってたところで、まさかの21日に置いてありまして、Amazonでの予約を即キャンセルして購入にこぎつけました。
したがって、発売日前のレビュー記事になりますので、ネタバレももちろんあります。気をつけて見てください。
この記事の概要
これまでのあらすじなど
ということで、まずはお決まりのこれまでのあらすじを適当に話していきます(15巻に続き、16巻の白井先生の表紙いいっすね。メリィ可愛い)。
1巻からの大まかな流れ
まず筆者が頑張ってまとめた、ハルヒロたちの大まかな流れを捉えておきましょう。
[list class="stitch-orange"]
- グリムガルへ転生
- オルタナ
- 旧市街・サイリン鉱山(マナトLOST)
- デッドヘッド監視砦(モグゾーLOST)
- ワンダーホール(クザクIN)
- ダスクレルム
- ダルングガル
- サウザンバレー(セトラIN/ランタOUT)
- ジェシーランド(メリィ復活)
- エメラルド諸島(ユメOUT)
- レスリーキャンプ
- パラノ
- 開かずの塔で2回目の目覚め
- オルタナ(ユメとランタが再開)
[/list]
グリムガルももう16巻ですからね。ラノベにしては相当な長さとなっていて、いくらグリムガルという箱庭で繰り広げられるストーリーとは言え、流石にこんがらがってきますよね。
現在、戦争の真っ只中です
15巻までのハルヒロたちの状況を言えば、14巻で異界パラノから脱出し、オルタナへと無事にたどり着くのかと思えば、ひよむーと「ご主人様」に再び記憶をなくされてしまい、開かずの塔でアウェイクしました。そしたらいきなりオルタナがゴブリンに占拠されていて、アンデッド・オーク・ゴブリン・コボルド・灰色エルフによる「諸王連合」が人間族への侵攻を開始したことが描かれていました。
ここが15巻のスタートで、ハルヒロたちは記憶を失くしつつも、流れの中で人間族の王国であるアラバキア王国の遠征軍に巻き込まれ、ゴブリンからオルタナを奪還することに成功。これで15巻が終わりました。
まあ要するに、戦争の真っ只中ということですね。初期のグリムガルは冒険譚のようなイメージでしたが、ここからは全然違ってきます。戦記ものほどガチガチな作り込みはされていませんが、それでも大きな枠の中〜種族とか軍とかその辺〜での視点が多くなってくるので、ここに違和感を感じるか、それとも面白いと感じるかで、15巻からの「ENDGAME編」への評価は大きく変わってくることだと思います。
[say]ちなみに私は、ENDGAME編は「う〜ん・・」と感じてます。グリムガルらしさが損なわれてきているというか、他のラノベでよくね?と思ってしまう。まあ、それでもレビュー記事とか書いてしまうくらいにはグリムガル好きなのですが、なんかうーんって感じなんですよね。いや、面白いんだけどね。[/say]
灰と幻想のグリムガル16巻の感想と考察
ということで、ここからは16巻「level.16 さよならの訳さえ僕らは知らないままで」の感想と考察をネタバレ込みでガッツリ語っていこうと思います。
16巻の流れと感想
まずは16巻の流れと感想からいきます。ネタバレ入っているので、注意してくださいね。
16巻の登場人物
本巻で初出の人物も何人かいましたので、まずは彼らの説明から入っていきます。
[memo title="16巻の登場人物"]
- エライザ
- 盗賊ギルドのメンター。義勇兵たちの動向を逐一、王国側に伝えている。
- フダラク・モザイク
- 盗賊ギルドのメンターの兄弟。バルバラと合わせて4人が生き残っていたが、この二人は現在行方不明。
- 閂外し卿(サー・アンチェイン)
- ハルヒロたちの記憶を消している犯人。別名、アインランド・レスリー、さらい屋レスリー、キドナァプ・レスリー
[/memo]
注目すべきはやはり「サー・アンチェイン」ですよね。「ハルヒロたち義勇兵の記憶を消しているのは誰か」という点が非常に大きなテーマだった訳ですが、大方の予想通り「さらい屋レスリー」が犯人でした。こいつの別名がサー・アンチェインという訳ですね。
サーというのは、英国圏?での偉い人に送られる称号?的なやつで、名前についていると「なんか高貴な人」ってイメージ。
で、問題は漢字の方で、皆さん「閂」この漢字なんて読むか分かりますか?筆者は読めなくて、スマホで調べようとしたんですが、漢字の読みって調べるのむずくね?ってことに気がつきました。
なんとなく、『なんか門を棒(一)閉めてる的な?そんな感じ?』と思ったので、それっぽい「かんぬき」ってiPhoneに打ち込んでみたら、そのまんま「閂」って出てきたんですよね。『一発で当てる俺の漢字スキルすごくね?』って思いましたね。どうでもいいけど。
つまり、「サー・アンチェイン」とは、これもなんとなくの個人的なイメージですが、「何かを開けるすごい人」的なイメージかなって感じてます。そして、その何かとは、グリムガルならお馴染みの「開かずの塔」ですよね。
したがって、サーアンチェイン、つまりさらい屋レスリー、アインランド・レスリー、キドナァプ・レスリーとは、開かずの塔の支配者(偉い人)という考察が可能です。考察というか事実か。
[say]長年の謎だった開かずの塔の主がいよいよ出てきたので、ENDGAME編が盛り上がってきたってことだと思います。[/say]
16巻の流れ
続いて16巻の流れです。フローチャートにまとめると、このようになります。
- ハルヒロが盗賊ギルドのメンターに(時系列では15巻での出来事)
- 義勇兵団がリバーサイド鉄骨要塞を落とし、2,000のコボルドを倒した。残りはお嘆き山へと逃げ込んだ。
- 辺境(オルタナ周辺)を1つの国家にすることをモーギス将軍が画策。その一歩としてゴブリンとの同盟を結ぶ。
- シホルを人質に取られたハルヒロパーティーがゴブリンと同盟を結ぶために、ダムロー新市街へと潜入。
- ハルヒロが一人で新市街へと乗り込みレリックを使って仲間たちを召喚
- 同行していたひよむーがゴブリンの王に同盟結成を直訴。これを受諾する。
- ゴブリンと同盟を結成するのと同時に、モーギス将軍が「辺境軍総帥」へと名乗り。
- ランタ・ユメがハルヒロたちと合流
- シホル奪還のためにモーギスを倒そうと画策するも、謎のレリックの力で返り討ちに。キイチを失う。
- シホルが再度サー・アンチェインにさらわれ、(恐らく)記憶を抹消。
ストーリー全体の大きな流れとしては、
『シホルを人質に取られたので、仕方なくゴブリンとの同盟結成のためダムローに潜入。同盟結成できたのにシホルを返してもらえなくて、ユメとランタも合わせて力づくてモーギスを倒そうと思ったら、レリックの力がハンパなくて返り討ちにあった。シホルは人質どころではなく、レスリーによって(多分)記憶を抹消された。』
こんな感じですね。常にハルヒロパーティーはモーギスに弱みを握られていて、見ている方は(個人的には嫌な)圧迫感があります。昔の古き良き自由で冒険的なグリムガルではないので、そこに違和感を感じたのが筆者。そこに面白さを感じる方も当然いらっしゃると思いました。
16巻の考察
では続いて、16巻の個人的な感想を述べていこうと思います。
新事実が続々判明も、大体は予想通りだった
まず、16巻で明らかになった事実をまとめてみました。
- 記憶を消していたのがレスリー
- オリオンのシノハラはレスリー側とグル
- アリスがレスリーの手下に
他にもあるとは思いますが、大きなものとしてはこれらでしょうか。まず開かずの塔の支配人で、記憶を抹消していて、ひよむーのご主人様が「レスリー」でした。まあこれは色々なところで「さらい屋レスリー」とかヒントがあったし、レスリーキャンプからパラノに行って、そこから記憶を消されているので、予想通りですよね。
そしてオリオンのシノハラですが、こいつはやはりと言うべきか、裏側の人間でした。レスリー側と繋がっていて、「元の世界」へと戻ることを画策しているようです。
シノハラは1巻から一貫して(いっかんだけに)「善人・お人好し」として描かれてきましたが、まあ怪しさしかないですよね。しかも、たまーに十文字先生がヒントをくれていたので、ここも大方の予想通りかと思います。あと、シノハラはひよむーと同じパーティーを組んでいたということで、もしかしたら同期かもしれませんね。
最後にアリスですが、こいつはなぜか知りませんが、レスリーの手下?的な存在になっていました。パラノからハルヒロたちと一緒に来ましたが、義勇兵たちは開かずの塔で目覚めて、アリスはまた違った使われ方をしているみたいですね。もう一人アリスと一緒にパラノから出た人間がいましたが(名前忘れた)、そいつがどうなるのかも注目です。
シホルは・・、幸薄そうだから。仕方ないよね
シホルです。シホルですよ・・、いやー、やっちゃいましたね。
拉致されて人質に取られて、そのままサヨナラするってのは流石にないかなと思ってましたが、まさかレスリーによって再度記憶を抹消されるとはね。多分あれでしょ、ハルヒロたちと敵になるってことだよね。
しかもタチの悪いことに、シホルの考案した魔法ダーク、ならぬ「だあく」だけは記憶として残っているみたいで。この事実から、レスリーの記憶をなくすレリック(レリック)的なやつは、「記憶を選択して抹消する」ことができることが判明しましたが、「だあく」だけ残ってるってのがタチ悪いですよね。
だって、シホルなんて「だあく」がなかったら、ただの足手まといでしかないですから。運動音痴だしメンタル弱いしパラノでは闇落ちしたしね。足引っ張ってきたのがシホルですが、ここで「だあく」だけを持った状態で敵として今度出てくるってことになると、いよいよ「シホルお前何してんだしっかりしろ」って話になってきます。
まあ個人的にはね、おっぱいだし好きですけどシホルは。でも、ハルヒロたちと戦うとか、そういう展開は嫌だなぁ・・。考えるだけで憂鬱になってくる。
モーギスのレリック(レリック)は「アレ」だよね
ゴブリンとの同盟結成後、任務を果たしたのにシホルを返してもらえなかったため、ユメとランタと一緒にモーギスを粛清しようと画策したハルヒロパーティー。側近も合わせて4人しかいない状況で対峙することができて、「よっしゃこれもらったわ」って思ってたら、モーギスの指にはめられたレリックの力により、返り討ちにあいました。
それどころか、キイチを失うということになり、加えてハルヒロ以外がボッコボコにされるという結果に終わりました。クザクなんて両腕失いましたからね。しかも白井鋭利さん、しっかりクザクの両腕ない描写までしてますからね。どんなとこで良い仕事しとんねんって話ですが。
まあそれで、モーギスが使ったレリックですが、よく分からん呪文を詠唱すると周囲にいる人間の力を奪って、自分への力として還元。ゲームとかだと吸収系ですよね、しかもHPに還元させるのではなく、生命力というか、体全体に作用するみたいでとんでもない力を得るみたいな感じです。使うだけで周囲の生物からエネルギーを得てパワーアップ!攻守共に隙のないチートですね。
これによってボコボコにされたわけですが、これは本文中で「レスリーから渡された」的な描写がされていました。このレリックの正体ですが、まさしく「ソウルコレクター」だと予想(もしくはソウルコレクターと同じ原理で働くものだと予想)・・、というか断定することが可能です。
ソウルコレクターは、恐らくですが、「灰と幻想のグリムガル」では一度も出てきていない単語だと思います。その正体は、K&K商会の実質的な長である「キサラギ」がかつて所有していた「魔剣」で、詳細はスピンオフの「大英雄が無職で何が悪い」の1巻で主に描写されています。
大事なところだけ抜き出すと、
- 「サジ」という義勇兵からもらった、切った相手の生命力を使用者に還元する魔剣
- サジは死にかけで、その隣にはアンデッドが死んでいた
- サジはキサラギのソウルコレクターの一振りで息を引き取った(サジの願い)
- ソウルコレクターをもらってから、アンデッドに追跡されるようになった
- 最後は影森でアンデッドに奪われた
こんな感じですね。「サジ」という義勇兵は、もともと旧イシュマル王国、今はアンデッドの本拠地である「アンデッドDC」に2人?もしくは単身で乗り込み、「相棒」を助けようとしたみたいです。しかし、それは叶わず、よくわかりませんが、ソウルコレクターだけでも持って帰ってきた感じですかね?
それを死にかけの状態で見つけたのがキサラギで、そこからキサラギがソウルコレクターの所有者になりました。そっからアンデッドの追っ手がソウルコレクター奪還をしにやってきて、エルフの影森で一悶着あった後、寝ているところにアンデッドに襲われソウルコレクターがアンデッドの手に返って行きました。
つまり、魔剣ソウルコレクターはもともとアンデッドのもの、もしくはアンデッドが所有権を握っていたものだということで、それがどうしてモーギスのレリックに行くつくかといえば、2つの理由があります。
- 単純に効果が同じ
- レスリーはアンデッドの重鎮
それがこれです。まず単純に効果が全く同じです。ソウルコレクターは斬った相手の生命力的なものを使用者に還元するチート武器ですが、まさにモーギスのレリックも似たようなことをやってのけました。呪文の詠唱一つで周囲にいる人間の生命力を奪い取り、自分へ還元。人間離れした力を振るうことができます。
そして2つめの理由ですが、もともとレスリーは、「level14+」のランタのサイドストーリーで描写されていた通り、アンデッドの「5公子」と呼ばれる、言わば「王の側近」です。つまりレスリー自身がアンデッドということなので、アンデッドが所有しているソウルコレクターの力を得ていても全くおかしくありません。ゆえに、モーギスが詠唱したレリックを使うための呪文も、恐らく不死俗語だと思いますよ。
まあ、モーギスのレリック自体がソウルコレクターを例えば分解したものなのか、それともソウルコレクターと同じ原理で働く別のレリックなのかはわかりませんが、ここでソウルコレクターの伏線を回収しに来るとは、って感じです。
レスリーの正体は?
気になるのがレスリーの正体ですが、今は全然わかりません。
しかし、レスリーはキドナァプ・レスリーという名前と、アインランド・レスリーという名前を持っていて、恐らくですが前者の方がアンデッドとしての名前で、後者がもしかすると「人間としての名前だった」ということなのかもしれません。
もともとアンデッドは、アンデッドキングと先述した5公子が『アンデッドの血を分けることができる』とされています。要するに、アンデッドは他種族に血を分けて、アンデッド化させられるということです。
したがって、レスリーはもともと「アインランド・レスリー」という名前の人間で、何らかの理由からアンデッドに血を分けられて、アンデッド化したのかもしれません。まあでも、まだアンデッドの詳細は語られていないので、何とも言えないとこではありますけどね。
あとは、レスリーも「元の世界へ帰る」ことを目的としているようですから、この事実からもやはり「どこかの世界からやってきた人間だった」という予測ができるんですよね。
冒険譚から「英雄譚」へとシフトか?
これまでのグリムガル、これまでと言っても7巻くらいまでですが、そこまでは冒険譚的な雰囲気が強かったのが特徴でした。
しかし、そっからはジェシーランドとかパラノとか、ちょっとおかしな雰囲気に足を踏み入れて、そっからまた15巻で冒険譚へと回帰したのかなって思ってましたが、16巻を読んだ結果、英雄譚・戦記物のような方向へと舵を切るのかなと思いました。
そう感じたのは、主人公であるハルヒロの立ち位置です。もともとハルヒロは、クソ雑魚キャラとしての地位を確立しており、そんな人間がリーダーとして四苦八苦しながら冒険をしていく、ってのがグリムガルだったわけですよ。
しかし、16巻では「ヒーロー」という言葉が、何度か出てきます。そのほとんどがニールによるものだと記憶していますが、あながち間違ってもないんですよね。
例えば、以前だったら、ハルヒロは基本的にパーティー内でサポート役というか、そういった役回りがメインだったわけですが、巻が進むにつれて、徐々に単騎でのゴリ押しができるようになってきました。
15巻ではオルタナ奪還の立役者的な働きをしましたし、16巻でもゴブリンとの同盟結成のほとんどは、ハルヒロの功績です。頼りないリーダーって印象が、今や全くなくて、「押しも押されぬ主役」っていう貫禄?が出てきたように感じます。
したがって、これからは古き良きグリムガルではなく、王道を行く英雄譚的な雰囲気になるんだろうなーと邪推しています。ただハルヒロがスゴくて無双というか、めっちゃ活躍するみたいな展開になると、正直言って、グリムガルを読んでいる意味がありません。
ゴブリン倒すのも四苦八苦、というのが個人的なグリムガルの本質なので、そことのバランスをとりながら、ハルヒロを「ヒーロー」として描いていって欲しいですね。
余談ですが、ヒーローというものを様々な側面から描写している、「とある魔術の禁書目録」は、やっぱりとてつもない作品なんだなと思い知らされます。ヒーローを描くと言っても、その切り口は無限にありますからね。あの作品では、上条当麻に典型的なヒーロー像を投影し、ダークヒーローとして一方通行を、無力なヒーローとして浜面仕上をそれぞれ立てています。
同じオーバーラップで言えば、疎陀陽先生の「フレイム王国興亡記」内でも独特なヒーロー像が描かれています。転生してきた松代コータはエリカが統治するテラという領土にて、まさしくヒーロー・英雄的な活躍をし、ド田舎だったテラを大陸で最もホットな領土へと成長させていきます。
しかし、フレイム王国の宰相「ロッテ・バウムガルデン」は、松代コータのような「ヒーロー」は不要だと断じるのです。理由は、ヒーローが何かを成し遂げた後、国々のパワーバランスが一気に崩れ、ヒーローによりもたらされたつかの間の平和はすぐに瓦解し、ヒーローが現れるよりも不幸な社会になることは必然だから。
まあこんな感じに、各先生でヒーローというものの描き方は大きく変わってきますが、果たして今後のグリムガルでハルヒロはどのようなヒーローとして描かれるのか、注目ですね。
まとめ
というわけで、灰と幻想のグリムガル16巻の感想・考察は以上になります。オルタナという箱庭上での出来事なので、物語的には閉鎖的というか、それほど爽快感はありませんでしたが、一方でレスリーやシノハラの正体とかソウルコレクターの伏線回収とか色々と大きなことがあって、全体としては面白かったと思います。
だけどね、やっぱり初期の冒険譚的な雰囲気が懐かしいというか、恋しい感じもしてしまう。少なくとも私は。
17巻も楽しみに待ちます。願わくば、十文字先生のグリムガルに対する筆が早くなってくれれば嬉しいなぁ。(大英雄はAmazonで何故かプレミア価格になっているので、楽天の定価がおすすめです)
灰と幻想のグリムガル level.16 さよならの訳さえ僕らは知らないままで (オーバーラップ文庫)
フレイム王国、ガチで面白いです。おすすめ。