皆さんこんにちは、グリムガル大好きマンこと、友星です。待望の13巻が発売され、しかも今回はドラマCD特装版ということですから、アニメファンにとってはたまらない内容となっています。
もちろん私は発売日当日に購入して早速読了しましたので、レビューを行なっていこうと思います。がっつりネタバレがあるので、注意してください。
この記事の概要
グリムガル13巻のレビュー
では早速、13巻のレビューを行なっていきます。ドラマCDについてはネタバレするわけにはいかないので、あくまで本編だけです。
正直、ガッカリした
一言で言えば「ガッカリ」しました。何がガッカリしたかと言うと、また他界・異界へと行ってしまったからです。ハルヒロパーティーのこれまでの流れは、
- グリムガルへ転生
- 旧市街・サイリン鉱山
- ワンダーホール
- ダスクレルム
- ダルングガル
- オルタナ
と来ていて、なんならオルタナ以外にいる時の方が長い説すらありますよね?まあもちろん、他界に行くのがダメとかじゃないんです。実際、ダルングガル編は大好きで、かれこれ20回以上読み返していますから。ですが、そろそろね、オルタナでの冒険をまた味わいたいなと。ソウマとか懐かしいなと。ランタと再会したらどうなるのかと、キサラギとぶつかったらどうなるかと、まあこんなところを楽しみにしてたわけですよ。
しかし実際は、ギンジー並みにうざいケジマンとかいう商人が出てくるわ、こいつのせいでパラノとかいう他界に行くことになるしさ。。
パラノが面白くない
で、この他界であるパラノは、簡単に言うと「エゴ」をテーマにしている世界のことで、自分のエゴを保てないとあっという間にパラノに喰われます。それでトリックスターとか言う怪物的なやつに変わってしまうんだから恐怖です。
十文字先生的には、エゴを絡めることで、ここでハルヒロを始めとした各キャラクターの深層心理、本質的な部分にまで踏み込みたいと思ったのでしょう。実際、シホルはクザクの目の前でおっぱい揉み始めておっぱじめましたしね。。(おっぱいだけに)
ですが、それならもう少し方法があったんじゃないかと思うわけです。登場する敵は気持ち悪い奴らしかいないし、ダルングガルのように愛着がわきません。イド村のご飯くれるカニみたいな店主大好きでしたが、そんなこと微塵も感じませんでしたね。何よりカオスですし。
色々と前提条件がぐちゃぐちゃで、よくわからないんですよ。ハルヒロがわからないのは理解できますが、われわれ読者がここまで置いてけぼりなのもよくないんじゃないかと。十文字先生は成り行きに任せる執筆を本作では行なっているようですが、若干迷走しているような感が否めません。よくこれでOK出しましたね、オーバーラップ。さすがに荒唐無稽でわからない部分が多すぎた。
だんだんとグリムガルの好きな部分がなくなってきた
正直に言うと、若干ですが以前よりグリムガル熱が冷めてきてます。そもそも私がグリムガルにのめり込んだ理由は、世界観と現実味がある設定からです。異世界召喚されても、ザコはザコだと。魔法とかもあるけど、そんなチート級のものは相当練度を上げないと使えないみたいなね。最初はゴブリン倒すのにも苦労して、お金も全然なかった。
こういう感じが、好きだったわけです。わかりますかね?なんというか、自分たちの等身大というか。それが今や、ドラゴンが宙を舞っている中で、ダガー一本で食らいついて、結果的に一生遊んで暮らせるくらいのお金を手にしてしまった。そして、レリックとかいう古代技術的なやつで、無限回廊のようなところに迷い込んで、結果ハルヒロも読者もストレスフルな他界へとまた迷い込む。
なんか、その辺のハイファンタジーラノベとかわらなくなってきてるなと、個人的には思っちゃうんですよねぇ。もっと地に足ついた展開を期待してました。オルタナまでの道のりを、いつものように描いてくれれば本当に満足だったんですよね。。ドラゴンライダーという異名を取るまでになったのに、ハルヒロの内面的な成長は一切見られず、エゴというテーマへと入っていく。
ちょっと食傷気味です。ハルヒロを始めとしたパーティーメンバーは、そろそろ「精神的に」大きく成長していってもいい頃合かなーと、個人的には考えます。自分たちの実績と精神的な成熟度が噛み合ってない感がある。チート系をしたいのか、それとも地に足ついた感じで描ききりたいのかが不明瞭。いざとなれば最強不死身神官メリィのゴリ押しでなんとでもなると思うと、なんとなく萎えちゃいますね。
今後のグリムガルに求めること
勝手ながらつらつらと個人的見解を述べてきましたが、もう世に出されてしまったからには仕方ないです。13巻を踏まえて、今後のグリムガルに期待することを考えてみました。
さっさとオルタナへ着いてくれ
こっからどうなるかはわかりませんし、パラノで誰か死ぬかもしれません。ですが、とりあえず早くオルタナまで着いてくれってのが一番の本音です。レンジはどうなってるのか、トッキーズは相変わらずなの?ブリちゃんは元気?後輩義勇兵もいるんじゃないの?と、気になるところは盛りだくさんなわけですよ。
だから、さっさとオルタナに戻ってくれ。こう願わずにはいられません。
パラノの着地点が見えない
ですが、パラノの着地点が見えないわけですよ。一体グリムガルとどういう関係にあるんでしょうか?これもグリムガルの一部なのか、はたまた違う世界なのか、それがわからん。アリスとかいうやつは、日本からそのまま直行してて、なんか日本時代の記憶あるみたいなので、ハルヒロたちがいた現代日本との繋がりは確実に描かれるでしょう。
なんなら、メリィが生き返った理由が、ここパラノにあるのかもしれません。ここの世界の人間は記憶あって、メリィもおそらく記憶復活してますしね。もしかしたら、ダルングガルで崇められていた様々なモノが、ここ由来だったりもするのかもしれないな。
シホルのおっぱいは、、まあ許す
ただね、一つだけ言わせてほしい。シホルのおっぱいの件は、控えめに言って悪くない。シホルってやっぱめんどくさいとこあるじゃないですか。現代日本だったら、生き方によっては男にダマされつづけて、それでも依存して結果破綻するみたいな、そんな女の子だと思うんですよね。おっぱい大きいし。
そんなシホルの依存的な部分が詳細に描写され始めて、個人的にはやっとかって感じでした。想像通りというか、私が脳内で描いていたまんまのシホルだったですね。おっぱい大きいし。
これはもしかしたら、クザクとシホルがどうかなるかもしれないですね。この2人ってダルングガルから帰ってきた時も、2人きりになってたしね。シホルは今まで自信のなさに隠れてた部分があったけど、支えであったユメが一回落ちることで、シホルのエゴが描かれるのかと思うと、結構楽しみです。おっぱい大きいし。
まとめ
ということでまとめですが、グリムガル13巻はシホルのおっぱいです。ありがとうございました。
追記
グリムガル14巻がついに発売されました!早速最速でレビューを行ってみたので、気になる方はこちらも要チェックですよ!
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追記:グリムガル14巻の続編「level.14+(短編集)」が発売しました!早速レビューをしているので、気になる方はチェックしてみてください!
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