皆さんどうもです、亜鈴(Arei)です。F1はファンタスティックなモータースポーツですが、一年に一度日本で開催される「鈴鹿GP」は、F1ファンなら是非足を運びたいビッグイベントですよね!
しかし、よほど鈴鹿に行き慣れている方じゃない限りは、チケットを探していてきっとこう思うはずです。
[say]どこの席が良いのかサッパリわかんねえ・・[/say]
いや、実際のところ、筆者も実は2019年7月の執筆現在に初の参戦を決意したものの、調べても調べても全然わからず、結局友人とチケット選びに数時間かけてようやく納得できる席が見つかったんですよね。
で、この経験は絶対他のF1を見に来たい方の役に立つはず!と思って、今回備忘録的に記事にしてみました。多分、ここまで徹底的に詳しく鈴鹿GPのチケット選びについて扱った記事はないと思うので、是非見ていってください!
この記事の概要
F1鈴鹿GPの各席をザックリ解説
というわけで早速ですが、最初に鈴鹿GPでの各席の特徴などをザックリ解説していきます。
[list class="stitch-orange"]
- どんな席がどこにあるのか
- 値段はいくらくらいなのか
- お得な席はないのか
[/list]
これらのニーズに応えられるようにまとめているので、全体の座席を知りたい方は要チェックです。
なお、ここで紹介する情報は2019年7月中旬現在のものになっているので、多少異なる可能性がある点ご了承ください。
V席

まず紹介するのがV席から。こちらはVIPの「V」的な意味が込められていて、各座席の中で最も値段が高く販売されています。V席にはV1とV2があるので、詳しく見ていきましょう。
V1席

大人 | 64,300円 |
---|---|
23歳以下 | 10,000円 |
3歳〜中学生 | 3,000円 |
こちらがV席のうちのV1席になります。F1で最も熱が入る「ホームストレート」が真ん前ということで、値段も6万オーバーとかなり攻め気味。
座席は全て次に紹介するV2席より下段になるため、フェンス越しの観戦にはなってしまうものの、間近で見れるという点は何にも変え難いメリットになってくれるはず!
スタート時に最も近くで見れるのも嬉しくて、オーバーテイクの駆け引きもガッツリ目に入ります。よって、お金があるならここを選びたいと誰もが思うはずでは?
V2席

大人 | 66,400円〜78,700円 |
---|---|
23歳以下 | 45,300円〜78,700円 |
3歳〜中学生 | 3,000円(一部座席不可) |
続いて紹介するのがV2席。こちらの席の下の段がV1席であるため、明確な違いは「高さ」になります。V1の低さのウリは臨場感ですが、V2の高さのウリはズバリ「視野角」です。
どの席もスタジアム級の高度になっているため、ホームストレートはもちろんのこと、1コーナー側の席は最終コーナーから1・2コーナーまで一望でき、さらに上位チームのピットまでも目に入れることが可能、故に最も人気が高いです。
一方で最終コーナー側の座席は、1・2コーナーはやや見えにくく最終コーナーは見やすい形となり、ダンロップコーナー辺りまで目に入る席もあったりします。
総合的に見て鈴鹿サーキットの醍醐味のほとんどを網羅できる座席だと言えるので、予算に上限がないなら素直にここを買ってしまってOKでしょう!
Q席

V席に続いて紹介するのが、最終コーナー手前にあるシケインの目の前の座席である「Q席」です。ここは比較的価格が安くて、シケイン目の前、さらに最終コーナーまで見晴らせるため、完売が目立つ人気の座席となっています。
Q1席

大人 | 30,400円 |
---|---|
23歳以下 | 20,600円 |
3歳〜中学生 | 3,000円 |
Q席の中のQ1席は、次に紹介するQ2席より席の高さ、およびグレードが低く、フェンス越しの観戦になる点がネック。その分シケインを目と鼻の先で見ることができるので、フェンス越しという点を除けば全席屈指のコスパを誇ると言っても過言ではないでしょう。
また、最終ストレートの立ち上がりも近いため、アクセルをフルスロットルにした臨場感を味わえるのも嬉しいポイント。
Q2席

大人 | 49,900円 |
---|---|
23歳以下 | 34,000円 |
3歳〜中学生 | 3,000円 |
Q2席はQ1席の上段に当たるため、視野の広さがウリ。シケイン、最終コーナーは当然のこと、ダンロップコーナー、さらには目を凝らせば1・2コーナーまで見渡せるので、見晴らしという点ではV席すら凌ぐかもしれません。
シケイン側の座席では、デグナーカーブを300Kmで走り抜けてきた車体が、シケインでドラスティックにブレーキングする様を俯瞰で見ることができ、F1の醍醐味を余すことなく味わうことができますよ!
A席

続いてがV席より1・2コーナー側に位置するA席です。
A1席

大人 | 42,700円 |
---|---|
23歳以下 | 28,800円 |
3歳〜中学生 | 3,000円 |
A1席はスタート・グリッドこそ看板で見られませんが、ホームストレートの終わりに近づくポイントなので、マシンが最高速で突っ走る様を間近で見られる唯一の座席。
また、スタート前は看板直撃で見られないものの、スタート後のポジション争いが目の前で行われるため、最高速・スタート後というF1の二大要素を目の当たりにできるという点で、なかなかに贅沢な席だと言えるでしょう。
A2席

大人 | 53,000円 |
---|---|
23歳以下 | 37,100円 |
3歳〜中学生 | 3,000円 |
A1席より1・2コーナー側、というよりコーナーの前に位置するA2席は、コーナーに時速300Kmオーバーで突っ込んでいく「F1らしさ」をより体感できるため、A1席より価格は1万円以上高くなっています。V席に次ぐ価格といえば、この席のプレミア感が伝わるでしょう。
1コーナーだけでなく2コーナーの出口付近まで見晴らせるため、ホームストレートから鈴鹿の名所である複合コーナーまでを近くで見れる贅沢が最高です。特に複合コーナーは速度を落とさず曲がり切ることでタイム削減に大きく貢献できるため、各ドライバーの「腕の見せ所」だと言えるでしょう。
そんなコーナーが目の前に位置しているので、「スピードよりも技術が見たい」というツウなF1ファンに人気の座席ですよ!
B席

続いてがB席です。A席がホームストレートからコーナーの入り口でしたが、こちらのB席はがっつりコーナーの真ん前なので、ホームストレートの疾駆感を得にくいです。それ故、価格はホームストレート側より落ちているので、
[say]F1が見たいけどコストにはそれなりにこだわりたい[/say]
という方にはおすすめの座席だと言えるでしょう。B1・B2席の関係はV席と同様で、B1席が下段、B2席が上段という形であり、価格もV席と同様に上段のB2の方が高くなっています。
B1席

大人 | 44,800円 |
---|---|
23歳以下 | 30,900円 |
3歳〜中学生 | 3,000円 |
こちらのB1席は下段に位置する席のため、フェンス越しに見ることになる座席です。この点がネックではありますが、300Kmのスピードでコーナーに入ってきて、急激にブレーキングするF1ならではの臨場感を味わえるので、フェンス越しの間近さがメリットになる可能性すらあるでしょう。
目線の高さもコースと平行になるレベルの高さなので、F1の迫力をビシビシ味わえるB1席は結構おすすめ。
B2席

大人 | 54,200円 |
---|---|
23歳以下 | 10,000円 |
3歳〜中学生 | 3,000円 |
B2席はB1席と同様の位置ですが、やはり「高さ」による視野の広さがスゴイ。フェンスを超えた見晴らしの良さを備えながら、1・2コーナーだけでなくその先のS字まで見晴らせるので、ホームストレートを捨ててでもこちらを見たいという方がいるほど・・と言えば、この席の価値が伝わるでしょうか?
だからこそ、価格も5万オーバーとなかなかにするので、この辺まではライトな観戦席とは言えませんよね。かなり熱を入れている方でなければ購入をするのは難しいと思います。
[say]上述のように、ここまでの座席はかなり高価だが、23歳以下は相当なコスパで観戦することができるのは嬉しいポイントだ。近年学生層への割引と一般層への値上げが目立つので、運営側は若者をF1に取り込もうとする狙いがあるのだろう。[/say]
C席(Honda応援席)

大人 | 29,300円 |
---|---|
23歳以下 | 20,600円 |
3歳〜中学生 | 3,000円 |
続いて紹介するのがC席になります。2019年はレッドブル・ホンダが1位を獲得した状態で迎える凱旋試合ということもあり、「Honda応援席」という名称で別枠での販売となっています。
この一帯はHondaファンで埋め尽くされることが予想され、記念グッズであるレッドブルホンダのデザインをしたキャップがもらえ(2019年)、さらにはレッドブル・トロロッソ勢が挨拶に来るので、Hondaを応援するファンにとっては非常に魅力的な席ですよ!
で、肝心のコース上での位置ですが、「2コーナー〜S字立ち上がり」までをカバーしており、
[list class="stitch-orange"]
- ホームストレート
- 最終コーナー
- 1コーナー
[/list]
以上のような「名所」より格は落ちるので、価格も3万円を切るものから用意されています。しかし、2コーナー側の座席では1コーナーまで、S字側はS次の半ばまで見晴らせるので、そこまで悪い席ではなく、そこに「Honda応援席」という付加価値がつくので、個人的には決して悪い座席ではないというか、「コスパに優れる」という表現が妥当かなと思っています。
[say]F1は見たいけどそこまでお金は出せない。とりあえずHonda応援して盛り上がれればよくね?[/say]
というニーズを満たせる座席となっているので、非常におすすめです!
D席

大人 | 19,100円〜 |
---|---|
23歳以下 | 14,440円 |
3歳〜中学生 | 3,000円 |
続いて紹介するのがD席になります。観戦できる範囲としては「2コーナー〜逆バンク」までで、エリアとしてはかなり広いため、座席ごとに価格差が激しいのが特徴。

公式サイト上で紹介されている眺めはこんな感じ。
上記表で紹介している価格の座席は「D-1〜D-3」で、ここの席はS字終わりから逆バンクまでが見えますが、傾斜の問題で2コーナーまでは見れないのが若干悲しいです。その分2万円を切る価格なので、かなりお手軽感が出てきますよね。
一方で、2コーナー寄りの「D-4・D-5」については38,600円と、同じ位置の座席とは思えないほど価格差があるものの、この位置だと、
[list class="stitch-orange"]
- 2コーナー
- S字立ち上がり
- S字終わり
[/list]
鈴鹿で最もドライバースキルが試されると言われている以上一連の流れを堪能できるため、技術面での見所という意味では全席No.1だと言えます。その分価格は上位席一歩手前というインフレぶりですが、即完売が相次ぐ人気席です。
E席


大人 | 14,900円〜 |
---|---|
23歳以下 | 11,440円 |
3歳〜中学生 | 3,000円 |
D席はS字から逆バンクまででしたが、E席は逆バンクから緩やかなカーブが長距離続く、通称「ダンロップコーナー」までに位置するエリアになります。価格は14,900円〜となっており、「安さ」という意味で非常に人気!
ただ注意したいのが座席の位置で、このE席は上記図を見て分かるように、逆バンクに沿って直角に折り曲がった形で配置されているため、逆バンク側とダンロップコーナー側で見える景色が全く異なってしまうのです。
逆バンク側は逆バンクとS字を見渡すことができ、値段も30,400円と高め。一方ダンロップコーナー側は傾斜・角度の問題で逆バンクは見えないものの、ダンロップコーナーを駆け抜けていく様を間近て見ることができるので、エンジンサウンドを含めた臨場感を味わうことができます。価格も14,900円と魅力的なので、コスパいいですよね!
I席


大人 | 36,500円〜 |
---|---|
23歳以下 | 24,700円 |
3歳〜中学生 | 3,000円 |
ここからは西エリアとなりますが、こちらのI席はヘアピンの目の前。2010年に小林可夢偉が5回もオーバーテイクを記録したのがキッカケとなり、今では立派な人気席となっています。
時速250Kmからフルブレーキングで減速、曲がり、再びエンジンを踏んで駆け抜けていく一連の流れを目に焼き付けられるので、迫力としてはかなりのもの。それゆえ、価格も35,000円オーバーとなっていて、ちょっと高いのがネックか。
こちらまできてしまうと、ホームストレートやS字がほとんど見えないので、相応の割り切りが必要になると言えます。
R席
大人 | 45,800円 |
---|---|
23歳以下 | 10,000円 |
3歳〜中学生 | 3,000円 |
指定席としては最後の席になるのが、こちらのR席。「シケイン立ち上がり〜ホームストレート立ち上がり」までをハッキリ見ることができる座席で、最終コーナー付近の良いとこどりをした座席だと言えます。
しかし、ホームストレートが見えると言っても立ち上がりだけですし、ホームストレートは時速300Kmまで到達するスピードエリアなので、正直一瞬の出来事です。よって、シケインもちょっとしか見えず、ホームストレートもちょっとしか見えないという中途半端さがあるとも言えるので、評価が難しい座席ですね。
西エリア(自由席)

大人 | 9,000円〜 |
---|---|
23歳以下 | 6,000円 |
3歳〜中学生 | 3,000円 |
上記画像の中で、
[list class="stitch-orange"]
- Lエリア
- Mエリア
- Nエリア
- Oエリア
- Gエリア
[/list]
以上5エリアが対象の座席が、「西エリア」と総称されて販売されています。今までの座席との違いは自由席であるという点で、座席が用意されておらず、地べたに座って見るといったイメージ。

公式の画像はこんな感じですね。
場所の取り合い、西エリアのみといった制限があるものの、9,000円という価格は正直破格で、「アリだな」と思ってしまう方も多いのではないでしょうか?眺め自体は決して悪くなく、大きなフェンスが張られていないエリアも豊富に存在しているため、臨場感という意味では指定席すら凌ぐエリアも普通にあります。
F1の熱いファンの中では「自由席こそツウの観戦スタイル」と主張している方もいらっしゃるくらいなので、「完全なる廉価席」というわけではない点は覚えておいて欲しいポイント。
一方で、下調べの有無により大きく観戦充実度が変わってくるので、安さの代わりに情報収集に気合いを入れるようにしましょう!
各種アウトレット席
座席 | 価格 | 元値 |
---|---|---|
V1 | 51,400円 | 64,300円 |
V2 | 53,100円 | 66,400円 |
A1 | 29,800円 | 42,700円 |
B2 | 41,400円 | 54,200円 |
C(Honda応援席) | 19,900円 | 29,300円 |
D | 11,900円 | 19,100円 |
E | 14,900円 | 30,400円 |
Q1 | 21,200円 | 30,400円 |
Q2 | 39,900円 | 49,900円 |
R | 23,200円 | 45,800円 |
最後に紹介したいのが「アウトレット席」と呼ばれる、通常席よりも価格が安いお得な座席についてです。ただ安いわけではなく、アウトレットという名前からも分かる通り「訳アリ」な座席となっていて、基本的には、
[list class="stitch-orange"]
- 手すり
- 電柱
- フェンス
- 観客席
- 傾斜
[/list]
以上のようなものが原因となって、観戦に支障が出るものが視野に入ってくる・・、このようなイメージで「アウトレット」となっていると考えてもらえればOKです。
しかし、もちろん視界0になるなんてことはなく、あくまで「視界の一部」が遮られるだけなので、考えようによっては非常に魅力的な選択肢になってくれる、これがアウトレットシートのメリットです。
そして各座席の割引額を見てみると、1万円はどの席でも安くなっており、上位席になると1万5千円、2万円程度の値引きが入っていることがわかりますよね。
人によっては無視できない割引額が入っていると思うので、少しでも安く観戦したい方はアウトレットシートを選んでみてはどうでしょう?
[say]以上が鈴鹿GPの各座席の紹介だ。筆者は色々考慮した結果、アウトレットシートのHonda応援席を選択したのだが、次の章ではこの経緯について細かく話していこうと思う。[/say]
【経験談】筆者が「アウトレットシートHonda応援席」を決断するまでの流れ
鈴鹿GPでの座席選びで必要な情報については一通り紹介し終えたので、ここからは蛇足的に筆者がアウトレットシートのHonda応援席に決めるまでの流れをザックリ扱っていきます。
参考になる部分もあるかもしれないので、気になる方は見ていってくれると嬉しいです。
0:F1行きてーと友達と話し始める
時期的にはシルバーストンでの2019年シーズンのグランプリが開催されたタイミングだったので、7月半ばですね。このタイミングで友達と「F1行きたくね?」という話になり、席探しを開始しました。
この年はHondaが復帰後初勝利のタイミングだったので、個人的にF1熱が小林可夢偉以来高まっていたというのが大きな理由となり、鈴鹿まで行くことを決断しました。
1:「やっぱ高え・・DAZNでよくね?」と早くもDAZNに逃げかける
チケットについて調べるためにスマホを開いて検索してみましたが、案の定高い・・。上述のように、ホームストレートに関係する座席は5万程度は見なければいけなかったので、選択肢から除外。
そして目に入るのがHonda応援席で、3万円という価格。でもこれでも「ギリギリ払えるけど・・」的な感じで、欲を言えば2万程度を予算としてみていたので、もうちょい安い席を探します。
しかし、2万となると逆バンクしか見えないD席、ダンロップコーナーしか見えないE席、あとは西エリアの自由席・・、といった感じだったので、
[say]だったらDAZNでよくね?[/say]
と早くも心が折れかけていました。
2:アウトレットシートという選択肢を発見する
そんな状態の時に、アウトレットシートという魅力的な選択肢を発見。「視界にやや難のある席」という理由だけで数万値下げされているのを見て、
[say]うっわ、これ勝ちやんけ。どうせあれだろ?やや難があるだけで、全然見えちゃんでしょ?[/say]
と思い、早速アウトレットシートをチェックしてみることに。予算は2万円で、さらに筆者がフェルスタッペンを応援しているということもあって、2万円を切るHonda応援席のアウトレットを見てみると、

こんな感じでした。ちょっと想像以上に「視界に難がある」ことがわかり、ここでもまた心が折れかけてしまったのです・・。
3:Honda応援席の各席の視界をチェックする
しかし、諦めずに公式サイトを見てみると、各席での視界をYouTubeで紹介してくれているコンテンツを発見しました。Honda応援席の実際のコンテンツはこれで、

以上画像がHonda応援席の全体像で、赤い丸になっているところをクリックすると、

このように、YouTubeで首を回した程度の視界をチェックすることが可能です。そしてこの画像はHonda応援席(C席)の「Qブロック4列6番」なので、チケット購入サイト「MobilityStation」にて、この座席近くのアウトレットシートを確認してみました。
実際のサイトの画像はこんな感じで、

引用:2019日本グランプリシート - MobilityStation公式サイト
このように全体画像からズームすると、各座席の下にさらにアルファベットが割り振られているので、ここのQブロックを見ていきます。

Qのズームはこんな感じで、白色になっている部分がアウトレットシートで選べるところ。そしてさっきの画像は「Qブロック4列6番」なので、

上記画像のうち「紫色」で示している列、ここが「Qブロック4列6番」。よって、アウトレットシートは「2段下からの眺めになる」・・ということになります。そう考えると、Honda応援席のQブロックのアウトレットシートは、

この視野より「2段下」なので、右側の2コーナー側は割合はっきり見えるものの、

左側はこちらの画像のように、建物、さらには手前の緑フェンスと奥の黒いフェンスが邪魔をして、相当に視界が制限されることが予想できますよね。
とまあ、こんな感じの推測を立てて、Honda応援席のアウトレットシートからの眺めを吟味していきました。
4:Honda応援席の「2コーナー寄りの真ん中」をチョイス
そして結果的に、Honda応援席の「左寄りの真ん中」が最適解だという話に落ち着きます。その理由としては、
[list class="stitch-orange"]
- 逆側はS字だが、ぶっちゃけS字より2コーナーの方が見たい
- かといってコーナーに寄りすぎると謎の建物が猛烈に邪魔
- 真ん中付近ならビジョンが正面にある
[/list]
こんな感じですね。実際の眺めに近いのはこの辺の動画ですね。

右側はしっかり2コーナーが見えて、先ほどQブロックから見えていた謎の建物は画面右側に存在していて、視界に入らないのでセーフ。そして正面はガードレールが外れているので、2コーナーとS字の中間がしっかり見えます。

そして左側はS字がハッキリとは言えないものの、一応目には入るため、まあ許容範囲かなってところ。また、この画像にポールが映っていると思いますが、このポールの存在もS字寄りを選ばなかった理由になります。
何しろアウトレットシートは前から3列目くらいまでしか用意されていないので、ちょっとした障害物が致命的になる可能性が高いんです。そういったことを考えると、考えるべきはフェンスより障害物かなといった感じで、手前の緑フェンスは妥協しつつ、2コーナー側に障害物は絶対に目に入れないという結論に達しました。
筆者がHonda応援席のアウトレットシートを選んだ経緯はこんな感じ。厳選までちょっと時間がかかりますが、この作業をしっかりやっておくとお得に良い席が獲得できるのはもちろん、鈴鹿サーキット自体がより理解できて、結果的にレースがものすごく楽しみになります。
実際、この記事の執筆を通じて筆者の鈴鹿に対する理解度めちゃめちゃ上がりましたからね(笑)コース全容が理解できたので、マジで10月が楽しみです。
まとめ
というわけで、この記事では鈴鹿サーキットでのF1日本グランプリのチケットの選び方を解説してきました。
F1は通常のスポーツとは異なり、どこの席からでも競技全体が見渡せるわけではなく、最も高い席ですらレースの1/4程度しか把握できません。よって、座席選びが大事なのは言うまでもないですよね。
この記事を通じて、皆さんの座席選びが少しでも充実すれば嬉しいです。何かご意見やご質問あれば、遠慮なくコメント欄を利用してみてください!匿名でコメント可能なので、安心してくださいね^^